生き生き箕面通信

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2064 ・ガザの生の戦場リポート――志葉玲さんの帰国報告会は8月31日です

2014-08-18 09:53:50 | 政治

お早うございます。
生き生き箕面通信2064(140818)をお届けします。

・ガザの生の戦場リポート――志葉玲さんの帰国報告会は8月31日です

 5日間の停戦があり、ガザでの大虐殺を止められるかのような期待が出されているようですが、とんでもない。イスラエルという名のユダヤ人国家は、次の虐殺再開のタイミングを計っているにすぎないといえます。いざとなれ、どんな理屈をつけてでも、攻撃を再開するのではないでしょうか。

 というのも、ネタニヤフ政権の最終目標は、「大イスラエル国家の建設」にあると見られるからです。つまり、周辺のアラブ諸国の領域にも、次第にイスラエルの領域を広げ、「大イスラエル国」を造る。そうでなければ、アラブ諸国に取り囲まれている現状のままでは、いつアラブ諸国に攻められるか分からず、安心して眠れない。

 今のガザ攻撃は、いずれ行う他のアラブ諸国を攻めるためのほんのテスト・ケース。ガザ攻撃で、国際世論対策にもめどがついたら、いよいよイランや、シリアにも手を広げる。

 イランなどの核兵器対策は、アメリカも手を焼いているところなので、表面はともかく、本音では願ってもないところでしょう。

 いずれにしろ、私たちは目の前のことだけにとらわれず、もっと深いところで進み始めた世界情勢について、嗅覚を高めておきたいものです。

 戦場ジャーナリストの志葉玲さんがガザの取材から帰国したのを機に、大阪で現地報告会が開かれます。

 志葉さんは、前触れで次のように記していました。

 「停戦でイスラエル軍が撤退したので、ガザ南部ラファを訪れた。先日、ラファ入りしようとした際は、イスラエル軍に威嚇射撃され、止む無く引き返したのだが、今回は無事にたどり着くことが出来た。

 写真は、イスラエル軍の攻撃で穴だらけ、黒焦げになった家畜飼料工場。工場主の男性は、目に涙を浮かべ、「この工場には人生の大半を費やした。息子の職場でもあった。再建するのはムリだろう。私は全てを失ってしまった」と訴えた。
#ガザ

写真: 停戦でイスラエル軍が撤退したので、ガザ南部ラファを訪れた。先日、ラファ入りしようとした際は、イスラエル軍に威嚇射撃され、止む無く引き返したのだが、今回は無事にたどり着くことが出来た。  写真は、イスラエル軍の攻撃で穴だらけ、黒焦げになった家畜飼料工場。工場主の男性は、目に涙を浮かべ、「この工場には人生の大半を費やした。息子の職場でもあった。再建するのはムリだろう。私は全てを失ってしまった」と訴えた。  #ガザ
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 ガザからの帰国報告会
 ・と き : 8月31日(日)14:00から
 ・ところ : 討論バ―・シチズン
                 (地下鉄・堺筋線)恵美須町駅 B-1出口から徒歩4分
 ・ワンドリンク : 500円
 ・連絡先 : 06-6537-7672
 
 


志葉玲(しば れい)さん
ジャーナリスト。番組制作会社を経て、'02年よりフリーランスに。
環境問題や社会問題全般を広く取材しながら、戦場取材を続ける。02年末から09年まで、イラク戦争の現地取材を7回敢行。レバノン戦争(06年)、前回のガザ侵攻(09年1月)も取材。今回のガザ侵攻では、7月下旬から8月上旬まで、現地で取材を行った。
著書に『たたかう!ジャーナリスト宣言』(社会批評社)、共著書に『原発依存国家』(扶桑社新書)、『イラク戦争を検証するための20の論点』(合同出版)など多数。Yahoo!ニュースでも、記事を執筆、配信している。/[REI SHIVA] http://reishiva.jp
       
 
 
 

 
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