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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信145 あくまで「小沢で政権奪取!」

2009-04-15 06:38:39 | 日記
おはようございます。
生き生き箕面通信145(090415)をお届けいたします。

・あくまでも「小沢で政権奪取!」
 千葉と秋田の県知事選で民主党が推した候補が連敗したことから、「小沢降ろし」が勢いを増しています。もっともなことです。せっかく手中にしかけた宿願の「政権」がまたもや飛び去るかに見え始めたのですから。民主党は狼狽し、おたおたとみっともない姿をさらけ出しています。どの方もこの方も(ホントは「どいつもこいつも」といいたいところ)、腰が定まっていない。

 政権党が政権が危なくなってきた時には「何でもする」などは、当たり前。それが、今回は「国策捜査」「検察ファッショ」のかたちを取っただけで、古くからよくある”手”ではないですか。以前は社会党を取り込み、村山富市を首相にかつぐという禁じ手までやってのけたことがありましたよね。政権党が謀略を仕掛けることなど、当たり前。そんなことも覚悟せずに、政権取りにいったのでしょうかね、民主党さんは。そうだとすれば、あまりにも「おぼこい」ですよ。

 今後はどうするか。堂々と「オザワ」をかついで、解散・総選挙をめざし、国民に信を問いましょう。国民も、この空気、この逆風(民主にとって)のなかで、「これからの日本」の選択をしましょう。どんな結果が出ても、それは受け入れるほかない。

 世界は、未曾有の歴史的分岐点に立っています。そのなかで日本は、世界に呼びかけて「新しいルール」をつくる旗を振れる立場にあります。城山三郎は「旗振るな 旗たため 旗伏せよ」といいましたが、ここは「旗立てよ 旗振らなきゃ」です。日本だけが、「金(カネ)を出せる」のだから。これを有効に使って世界の新しいルール作りへ積極的に参加し、貢献すべき、と考えます。

 日本は、世界に冠たる「借金大国」という”常識”がありますが、実は1500兆円に上る個人金融資産の方が世界には役立てられるのです。

 そうしたことをできるのは、「オザワ」しかいません。

 「世界のなかの日本」「新しい世界をつくるひと役を果たす日本」のために、「オザワ」で政権を取りにいきましょう。それ以外に日本が生き延びる道はありません。(と考えます。)

生き生き箕面通信144 民主党はどうすれば政権交代へもっていけるのでしょうか

2009-04-14 06:39:09 | 日記
おはようございます。
箕面通信144(090414)をお届けいたします。

・民主党はどうすれば政権交代へもっていけるのでしょうか
 小沢党首にからむ政治献金問題で、民主党は苦悶しもがいています。「検察はひどすぎる。国策捜査だ」という見方は多くの人が共有していると思いますが、一方で「それにしても準ゼネコンから多額の政治献金を受け取るとは、やってはならないこと」という判断も多い。

 このもやもやした未消化の「空気」を抱えたまま選挙に突っ込めば、おそらく自公政権をひっくり返すことはできそうにないのかもしれません。小沢党首のもとでの選挙の場合、自公は待ってましたとばかりに集中砲火を浴びせてくるのは目に見えています。「小沢狙い」一点にしぼって、かつての小泉郵政選挙がそうであったように、「ほかには何も問題がない」「自公政権は景気対策も一生懸命やっている」「小沢は利権政治家」のめくらましで、投開票。その結果は――。

 いまのままなら、時が経つほど「反小沢」のムードが高まるでしょう。小沢氏もそこを読んで、どう出処進退を決めるか、考えているのだと思います。

 鳩山幹事長ら党幹部は「この試練は神から与えられたもの。この試練を乗り越えてこそ本物の鍛えられた民主党の勝利がある」と主張しました。その通りだと思いますが、どうやらその試練の波のほうが強い。なんとか跳ね返す力を発揮してほしいものですが、予断は許さない。なんといってもゼネコンからの政治献金は「筋が悪い」。

 ただ、選挙はこれ一回かぎりではありませんよね。自公政権は今度の選挙で延命しても、歴史的に寿命が尽きたものはいずれ熟柿の運命です。

 民主側は、それまでに「今後の日本の道」を、安全保障問題を中心に固めていかなければならない。現在のような状況では、とても国の安全を任せられないのも事実です。国の根幹に関わる課題でバラバラでは、たとえ政権をとっても短命に終わらざるを得ないのですから、この機会に集中的に議論をしてほしいものです。そこが見えるようにしてもらうことが、本当は真の課題なのかもしれません。

生き生き箕面通信143 市民派ネットの新年度予算議会報告会と「彩都を考える会」のお知らせ

2009-04-13 06:16:17 | 日記
おはようございます。
箕面通信143(090413)をお届けします。

・市民派ネットの新年度予算議会報告会と「彩都を考える会」のお知らせ
 表記の会が4月12日(日)、中央学習センターで開かれ、市民派ネットの4人の市議(北川てる子、中西とも子、森岡秀幸、尾上てるみ=敬称略)が主要課題について報告をしました。

 ・中西とも子=当初予算と2月議会概要
 ・森岡秀幸=定額給付金と公共交通
 ・尾上てるみ=国民健康保険・介護保険・病院関係
 ・北川てる子=当初予算の修正案について

 決定した09年度の一般会計予算は総額約340億円で、前年度にくらべ約40億円の削減となりました。市長側は「努力して削減した」と説明しているが、第一中学校の改築など比較的大きな事業が終了したための自然減が削減額のほとんどを占める。

 国民健康保険料の値上げによる増収額は2億円、奨学金制度の見直しによる圧縮額は159万円、市立病院への繰り出し抑制は約6億円。

 今議会では一般質問に21人とかつてない多くの議員が立ち、議会活性化の兆しがうかがえる。

 定額給付金は、4月下旬から振り込まれるが、DV(家庭内暴力)被害者で、住居を異にしている方には支給されない(加害者が世帯主の場合)。こうした被害者や住所不定者(ホームレス)にこそ支給が必要であり、市独自の対策が望まれる。

 バスのネットワークなどを協議する「箕面市地域公共交通活性化協議会」は分科会を設置する運びで、6月ごろ市民公募するので、積極的に応募をお願いします。

 市民派ネットは、「彩都の小中一貫校の建設見直し」一本にしぼって、修正案を提出した。彩都の人口は計画を大幅に下回る見通しが確実であり、小中校生は既設の豊川北小、および6中で十分に対応できるので、約100億円を要する一貫校は根本的に見直すべき。市民の負担が大きすぎる。

 *彩都の人口張り付きの見通しなどについては、「対話でつなごう箕面の会」の斉藤代表から、パワーポイントによる詳細な解説があり、次の要領で「具体的な運動」への呼びかけが行われました。
    「彩都を考える会(仮称)」のお知らせ
      ・日 時: 4月19日(日) 10:00~12:00
      ・ところ : 東生涯学習センターの講座室
   どうぞご参加下さい。

 市民派ネットの議会活動報告会は、今後も必要に応じて開かれます。

箕面通信142 住民自治の基本は「当事者意識」ですよね

2009-04-12 10:19:55 | 日記
おはようございます。
生き生き箕面通信142(090412)をお届けいたします。

・住民自治の基本は「当事者意識」ですよね
 議会を住民寄りに改革しつつある熊取町の実例を紹介してもらい、箕面の市議会改革に役立てようとする集いが、昨日(4月11日)市民活動センターで開かれました。先にこの通信138でお知らせしましたように「市民に身近な議会へ!~市民が動けば議会が変わる~」と銘打って、熊取町議の大村敏夫・議会基本条例特別委委員長から報告していただいたのですが、その中で住民自治の基本中の基本が語られました。その要約を掲載します。

 ・サラリーマン生活を38年間続けたあと、それまで無関心だった町政に関心を持たざるを得なくなり、町議選に立候補、かろうじて当選。当選してみると、「これほど楽な仕事はない」と感じ、これでは住民からの税金を”搾取”していることになるのではないかと思った。住民からの税金は「住民のための何に使うのが最も有効か」が行政の基本でなければならない。

・そこで、議会改革に取り組むことにし、議会内の心ある議員を増やして「議会基本条例」の制定に動き出した。すでに条例を制定していた北海道の先進議会などを視察、勉強会を重ねた。大事なポイントは、「情報は全て住民にオープンにする。そして、住民から信頼される議会を目指す」こと。一昨年(07年)1月の議会で「議会基本条例制定のための特別委員会設置」を提案し、全員一致の賛成を得られた。

・基本理念実現のための具体策として「住民に分かりやすい議会をめざす。住民に分かりやすい議会をめざす。住民が参画できる議会をめざす。活力ある議会をめざす」を掲げ、「議会報告会の実施。議会だよりの発行。首長などの行政サイドに『反問権』を認める。自由討議の導入」を実施(一部は今後実施)した。その結果、昨年3月についに条例を可決、制定した。議員は、一生懸命勉強しなければならなくなり、以前のような「町長のイエスマン的存在」で楽な議員稼業が懐かしい”抵抗勢力”の巻き返しもあるが、いまは条例に魂を入れつつある段階です。

・結局、首長がよくなれば、「まち」が良くなる。議会がよくなれば、「まち」が良くなる。よい首長を選ぶのは、住民の責任。よい議員を選ぶのは、住民の責任。住民自治の原点は、自分が住む地域に対する「当事者意識」。誰かがやってくれる、という「お任せ民主主義」では、どんなに素晴らしい条例をつくっても魂は入らない。

・日頃、敬意を表している片山善博・前鳥取県知事の言葉を紹介して終わります。「議員が自らを与党と称して、エツにいっていたり、首長に対して、口利きができる関係にあることを誇っていたりする無邪気でレベルの低い議会は、自己決定と自律を基調とする地方分権時代には、もはや無用の長物でしかない。地方分権と地方自治が、国民・住民から信頼されるかどうかは、それを担保し支える地方議会の信頼度によって決定される」

箕面通信141 麻生首相の景気対策は日本をさらに劣化させます

2009-04-11 06:36:04 | 日記
おはようございます。
箕面通信141(090411)をお届けいたします。

・麻生首相の景気対策は日本をさらに劣化させます
 「100年に1度の経済危機に対処するため」と銘打って、政府・与党が4月10日、また景気
対策を打ち出し、麻生首相は同日の記者会見で得々と「民主党ではできない対策を実施する」
と胸をはりました。

 主な内容は、財政出動が15兆4千億円、事業規模は56兆8千億円という触れ込みです。
そして「政策総動員」というキャッチフレーズで、選挙対策用にいわばてんこ盛りの大盤振る舞い。
耳障りのいいものは「何でも持って来い。こっちには『100年に1度』の印籠があるんじゃ。これが
目に入らぬか。そこのけそこのけ、景気対策がお通りじゃ」

 そのお粗末さの第一は、財源。今年度の税収見通しは46兆円としていますが、もちろん足り
ないので国債(借金)を発行、その額、実に40兆円を上回る見通しです。税収は見通しより
落ち込むと見られているので、ほぼ逆転。つまり、主要収入源を借金に頼る異常事態になりそう。
そのつけはどこへ?

 お粗末さの第二は、環境悪化です。低燃費、ハイブリッド車など環境にいい車への乗り換えを
促進するという名目で、補助を増額、政府の期待は新車販売台数の年間100万台の押し上げ。
一見、低炭素社会への誘導に見えますが、結果的には車を増やすことになり、総体としては温暖
化ガスの排出量を増やすことになります。これからはバスや電車を乗りやすくする社会への転換に
お金を使うべきです。

 社会は「不安全・不安心へ」。景気対策に紛れ込まして、高額所得者いわゆる金持ち向けの
相続税優遇を実施します。これは、金持ちがかねてから執拗に求めてきた政策です。今までは
金持ち優遇があからさま過ぎてはばかられたのですが、「時至れり」と麻生氏は、金持ち優遇策に
踏み切りました。これに象徴されるように今回の政策全体で見れば、結局、勝ち組が得をし、
貧乏人はより貧乏になる社会が強まります。

 借金総額は果たしていくらになるのでしょうか。とても返せないことはより明確になりましたから、
麻生氏は記者会見で「消費税は必ず増税させていただきます」としゃあしゃあとしたものです。

 与謝野経済財政担当相は、従来財政出動に消極的でしたが、消費税増税への路線を
確定できるチャンスとみるや、大盤振る舞いで消費税増税へ舵を切りました。

 *実は、僕は「消費税の方が税の公平性を確保できる」と考える立場です。そして、北欧型
のような社会構築をめざすべきと考えています。もちろん、与謝野氏や自公政権とは全く別の
立場です。彼らが増税すれば、道路をはじめ無駄遣いにまわされます。

 今回の景気対策には「哲学」というか、「理念」が感じられません。100年に1度のこの機会は、
これからの社会のあり方を見直す絶好の機会、見えざるシグナルと受け取っています。しかし、
政府は、従来の生活をそのまま続けようということを前提にした対策に終始しています。これからは
物質的な豊かさから、精神的な豊かさへ、根本的に切り替えるべきではないでしょうか。政治を
「慎ましやかな社会づくりへ」転換させたいと願っています。