生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信153 「ハルマゲドン」は続く?

2009-04-23 06:34:05 | 日記
・「ハルマゲドン」は続く?
 「人類に割り当てられた10万年を費やして、自滅に向かう」と、高名な生物学者のエルンスト・マイアーが見通しを示しているそうです。かつて流行した「ハルマゲドン」は実はいまも続いている、これは町の熊さん、八つぁんの説。

 高名な生物学者の推論によると、生命の誕生以来、存在した種の総数はおよそ500億。その中で一つの種だけが「文明の形成に必要な知能を獲得できた」。それはかなり時代を下った、今から10万年ほど前のことだった。そこから小さな繁殖集団だけが生き残ったとされ、わたしたちは皆その子孫だそうです。

 人類という知的生命は生存競争において有利ではないかもしれない、とマイヤーは推測しました。地球の生物史をたどると、「愚かであるよりは利口な方がいい」とする主張は、少なくとも生物学的な成功の観点からは誤りとされる、とも。たとえば、甲虫と細菌は太古から生き延びている点で、人間よりずっと成功している。そしてマイアーは「一つの種の平均寿命はおよそ10万年である」との見通しに達したのです。

 私たち人類はいま、歴史の中で、愚かであるよりは利口の方がいいのか、その結論が出るかもしれない時代に直面している。もし、結論が出るとすれば、「利口だったから絶滅した」。つまり、人類は一種の「生物学的誤り」の結果生まれたのあって、割り当てられた10万年を費やして自滅に迎い、その過程で他の多くの生物をも巻き添えにした、と見えることになるかもしれません。

 人類はまさにそういうことをする能力を開発してきたのであり、地球外から観察している生物がいたなら、人類はその歴史を通じて自己をも他の生物をも滅ぼす能力を示してきたと結論するかもしれない。とりわけ過去数百年間にその傾向が顕著になり、人類は生命を維持する環境や複雑な生物多様性を破壊し、人間同士の間でも冷酷かつ計画的な残虐行為を働いてきた、とも。

 自公政権は、沖縄の辺野古基地の拡大に力を入れ、米軍グアム基地の建設に「思いやり予算」を6000億円、たっぷりとつけました。高級将校の住宅は1戸が300平米、8000万円です。アメリカのいいなりに予算をつけ、中東への最大の補給基地として大いに働く。そして、みずからハルマゲドン(滅亡)へ突っ込む準備をしているとすれば、利口というより愚かなのでしょうか。

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