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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信148 「オバマさん、あなたのチェンジで中東和平交渉を前進できますか?」

2009-04-18 08:28:45 | 日記
おはようございます。
生き生き箕面通信148(090418)をお届けいたします。

・「オバマさん、あなたのチェンジで中東和平交渉を前進できますか」
 今日の朝刊(4月18日付け)は、「中東和平交渉暗礁に――米特使と会談、パレスチナ側、再開拒む」などの見出しで、オバマさんの進めようとする「中東和平」が早くもむずかしくなってきたことを伝えています。オバマさんが特使として中東和平交渉を託したミッチェルさんが、昨日、パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談(前々日にイスラエル首脳と会談ずみ)した結果です。アッバスさんは会談で「イスラエルのネタニヤフ政権が二国家共存への支持を明確にするまで、パレスチナには和平のパートナーはいない」と述べ、和平交渉再開を拒否する方針を示したそうです。

 これだけを見ると、アッバスさんが駄々をこねている印象を与えかねませんが、実はイスラエルのネタニヤフ首相が「無理難題」をいっているのです。無理難題というのは、ネタニヤフさんが「パレスチナ国家ができてわが国との『二国家共存』になるのは絶対に認めない。それよりも、パレスチナ側はイスラエルを『ユダヤ人国家』として認めよ」 と主張して譲らないことです。

 国連が進め、つまり世界が積み上げてきた中東和平の中心になる合意は、「二国家解決、つまり二国家共存」でした。二国家共存以外に両国が折り合えることはできないのですが、ネタニヤフさんは世界の合意を無視し、一顧だにしません。それどころか「イスラエルはユダヤ人国家である」、つまり、「パレスチナ人は出て行け」という内容が交渉の前提であるとハードルを一気に高く上げました。イスラエルの先の選挙で、それまでの政権は二国家解決という穏やかな路線をとろうとしていたのですが、パレスチナを猛爆した野党右派のネタさんがイスラエル国民に受けて政権を奪取し、パレスチナの「収容所化」を進めることになったのです。そして、オバマさんも黙認してきました。

 これでは、さすがのアッバスさんも「オーケー」とはいえません。アッバスさんは、今年2月で任期が切れ(現在も「議長」に居座っていますが)、現在は議会の承認を受けていないファヤド氏が「首相」を務めています。そのファヤドさんはかねてからイスラエルの「かいらい政権」と見られていました。そうした状況のなかでもあり、さすがのアッバスさんですら飲めない要求なのです。パレスチナでは先の選挙で正当に選ばれたのは、ハマスでした。しかし、アメリカとイスラエルは「間違って選ばれた」と宣言して、ハマスはいまも「テロリスト集団」扱いです。付け加えますと、日本の有力紙もこの間の客観的な報道、情報提供はできていません。非常に強くアメリカよりの偏向がかかった報道に終始しています。

 オバマさんは、昨年末にイスラエルがガザを空爆して多くの住民が虐殺された状況のなかで「何も語らず」で通しました。唯一、「自分の娘たちの寝室にミサイルが落ちてくる事態は、全力をあげて阻止する」と発言し、イスラエルを擁護しました。ただ、イスラエルが空爆でどれだけ多くの住民を、その中には赤ん坊も、小さな女の子もいたのですが、ちぎれて吹き飛ばしたかには目をつぶり、一言も触れませんでした。国際社会は国際的合意として「二国家解決策」を支持し、ハマスも「二国家解決を要求」してきました。公に、何度も、はっきりと。ずっと反対し続けてきたのは、アメリカとイスラエルだけなのです。

 平和的な選択肢は明確だといわれています。2005年の合意に戻ることなのです。その合意は、暴力の終結と国境の開放、それにイスラエルがヨルダン川西岸とガザ帯状地という二つの占領地域の間の人とモノの自由な行き来を保障することでした。オバマさんは、その国際的な合意を尊重し、その合意をホゴにし続けるイスラエルを説得して、チェンジできればいいのですが。

 ボクはよく分からないのですが、なぜアメリカの大統領は、共和であれ民主であれ、イスラエルの意のままなのでしょうか。イスラエル建国以来、アメリカの大統領は、世界の大多数の意向に逆らってもイスラエルのごり押しを支持し続けてきました。ただ、大統領選挙では、アメリカ国内のユダヤ人社会、とくにユダヤ系の巨大金融、巨大メディアの支持が不可欠と指摘されてきたのは事実です。

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