おはようございます。生き生き箕面通信2633(160327)をお届けします。
・ドイツに飛び、ヒトラーの「国家緊急権」と安倍首相の「緊急事態条項」を探る古舘伊知郎さん
「あの民主的なワイマール憲法」といわれる、「あの憲法」の下で、ドイツはなぜヒトラーの「独裁」が可能になったのか。しかも、民主的なワイマール憲法をそのままにして、そのもとで「独裁体制」を築いたのです。
ヒトラーは、ドイツの経済社会が第一次大戦の賠償などで混乱しているときに、徐々に集会や言論の自由を奪い、さらに「国家緊急権」を成立させました。もちろん、ことは簡単ではなく、ナチが自作自演とされる国会議事堂などの消失などを含んでいました。これには、保守政界や財界などもいやいやながら付き合ってきました。そのあげくに、ついには「全権委任法」を成立させました。
こうなれば、こわいものなし。内閣の政令一つで法律に代わる条項ができてしまう。これの根幹は、ワイマール憲法にあった「国家緊急権」でした。
ひるがえって、日本。日本はいま、安倍首相のもとで、ヒトラーのやり口をまねた手法がとられています。なかでも、国民を一つにまとめるため、テレビの支配が巧妙です。NHKから民放までを一緒くたにして、抱き込みを図っています。NHKのクローズアップ現代の国谷裕子さん、そしてこの報道ステーションの古舘一郎さん、さらには「ニュース23」の筑紫哲哉氏、膳場貴子さんなど、今年に入って枚挙にいとまがありません。
政界は、野党が頑張ってはいるけど、その道は野党同士で険しく、とくに共産党がドイツと同様に、野党の仲間喧嘩のような目にあっています。
安倍政権のもとで、日本国民はヒトラーと同じ目に遭うのか。