おはようございます。生き生き箕面通信2611(160304)をお届けします。
・小沢一郎氏のなにが問題か――野田佳彦氏はのうのうと小沢批判
読売新聞の4面に、野田佳彦氏が登場し、「一番足を引っ張った元代表さえ来なければあとは全部飲み込む」と、自分が民主党の代表のような顔付きです。自分は、前回選挙でどれだけの人を落とすことにしたか、それも分からずこの場において出てくるとは!
読売によると、「プロレス好きで知られる民主党の野田前首相が3日、格闘協議の聖地・後楽園ホール(東京・水道橋)で開かれた連合の春闘決起大会に参加した」と報じました。そのなかで、「方針が決まってもごちゃごちゃ言う民主党の悪い癖を出してはいけない」と強調。しかし、と前項の言を述べたのです。つまり、「われわれの言動についてくる奴はいいけど、それに反対する奴は入れない」というのです。
この日の新聞は同じ面で、生活の党の全議員5人が民主党に同時参加するのは困難との見方がもっぱらだ、と観測記事をものしています。読売は、小沢氏がなんとか言動を多くする方策について、邪魔をしようとしています。読売は、同紙の役割として小沢氏を亡き者にする先導役を買ってきましたし、安倍首相の“ちょうちん持ち”を果たしてきました。あるいは、読売のドン、渡邉恒雄氏が安倍首相とタッグを組んで、この国をあちらの方向へ持っていこうとしているようでもあります。
小沢氏自身は、従来から「オリーブの木」構想を推進しており、野田氏らへの措置にはあまり関係なさそうです。あるいは、「民・維」と「オリーブの木」が並行して走ることになるかも分かりません。
残念なのは、小沢氏がこの難局で正当な活動を封じられることです。日本の言論界は、いわゆるリベラルの活動においてもきちんとした活動が行われないことです。