生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

2613 ・安倍政権は「改憲で何をしたいのか」

2016-03-06 10:02:22 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2613(160306)をお届けします。

・安倍政権は「改憲で何がしたいのか。本当に『戦争』なのか」

 安倍晋三氏は、憲法の9条がおかしいという。1項はともかく、とくに2項の「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」というのがおかしいという考えです。

 最近ではこの9条2項のほかに、「緊急事態条項」を入れる必要性があるのだそうです。勿論ほかにもいろいろあります。

 そして、とりあえず多くの人が賛成するところから、はじめればいい。「お試し改憲」からはじめればいい、と思っているそうです。

 しかし、そんな戦争を始めるほどわが国の戦争能力が高まっているわけでもなく、むしろ戦争は「いやだ」という人の方が圧倒的に多い。なぜだ。

 「中国とやるなら、いまだ」という考えもなくはないでしょう。しかし、圧倒的に多くの日本人が、中国と事を構えるのはいやだと思っています。

 それなら、北朝鮮なのか。これも、北朝鮮なら、まだ増しだという人のほうが多いかもしれませんが、そんなに簡単に片づけられるのか。

 私たちリベラルの方は、外交こそ主力中の主力と考えてきました。話し合いを主にして国際紛争を乗り越えようとしてきました。武力で片が付けられるなんて、まさにあほのやることです。

 安倍首相の考え方そのものがおかしいのです。どこからみても、武力で他をやっつけようというのは、アメリカが、あるいはロシアがそうし、中国もそのようにして、武力でやっつけようとしています。しかし、その武力の方こそ、「21世紀の考え方」とは正反対です。

 わたしも、現憲法の至らぬ点については、なんとかすべきと考えないではありません。とくに「緊急事態条項」では、何とかすべきです。しかし、いまの安倍政権の下では、憲法を触らせないようにすべきです。よりましな政権が誕生してからでも遅くない。それまでは、憲法はいまのままでやるほかない。