生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

1744 ・本当に消費税を増税してもいいのですか、安倍さん。ますます格差社会へするつもりですね

2013-10-01 07:08:41 | 日記

おはようございます。
生き生き箕面通信1744(131001)をお届けします。

・本当に消費税を増税してもいいのですか、安倍さん。ますます格差社会にするつもりですね。

 安倍首相は本日10月1日、ご存じのように念願の「消費税増税」を正式に表明します。本日の閣議で経済対策とともに決定し、現行の5%を8%へ来年4月から引き上げる。さらに1年半後の15年10月には2%上乗せして10%へ。

 この増税は近年にない大規模なモノです。1%アップで税収が2.5兆円増えるとされていますから3%アップで7.5兆円の増収です。これが10年で75兆円。さらに2.5兆円上乗せしてむしり取りますから、10%時代になると10年で計100兆円となります。私たちはこれだけ、お上に差し出させられるのです。

 この増税がもたらす影響は、端的に言えば「庶民から搾り取り、大企業をはじめ富める者へ回す」ということを意味し、結果的に格差社会を押し進めることなりますよね。

 いままで課税されていなかった低所得者からも、消費税なら買い物をすれば税金を取れるのですから、為政者側にとってこれほど安直な財源はない。

 安倍政権は、経済対策として「法人税引き下げ」を表明します。これこそ、庶民からまきあげた税金を法人(企業)に回してやるという、権力者側が昔からやってきた”おいしい政策”の合法的な手段です。おとなしい庶民の中からも、「お代官さま、それはおやめください」と声が上げりました。しかし、庶民の多くは、安倍お代官さまを高く支持しているのですから、お代官さまはやりたい放題にします。

 庶民の年金は1%引き下げられます。物価はどんどん上がります。生活がどんなに苦しくても、「自助」が強調されていきます。「自分のことは自分でしろ。貧乏で食えないヤツは、努力が足りないのだ。もっと、働け。死ぬまで働け」という社会です。消費増税の目的は、社会福祉を持続させるために必要といわれてきましたが、今では「そんなこと言った?」と、とぼけています。

 その一方で、軍事予算は増額です。「中国が攻めてくるかもしれないぞ。いずれ尖閣諸島を取りにくる日が現実になる。備えが大切だ。アメリカさまも、そうおっしゃっていらっしゃる」。かくして日本も、産軍複合体が大きな方向を牛耳る社会になります。すべてアメリカが先行して歩んできた道です。

 そのアメリカは、予算が成立しないまま、今日から新年度に入りました。業務が一部ストップします。さらに長引けば、債務不履行(デフォルト)という異常事態に陥ります。すでに昨日、ニューヨーク証券取引所では大幅な株価下落がありました。しかも、オバマ大統領は早くもダッチロール状態で、手の打ちようがないといった情けない大統領に成り下がっています。

 これが、日本の未来像です。安倍政権とともに、その転落の道を進もうとするのが、私たち日本国民といえます。私たちは立ち上がって闘わなければ、必ずアメリカの後をたどります。これも、「いまは反対できない空気なんだ」ということでしょうか。

 ものの豊かさを追い求めるのはやめましょう。もっと別の道があるはずです。さまざまな提案がさてれいます。私たちは学びましょう。人間として、誇り高く生きるために。