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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

1340 ・財務省のいいなり野田政権

2012-08-10 06:43:47 | 日記
おはようございます。

生き生き箕面通信1340(120810)をお届けします。



・財務省のいいなり野田政権



 

 日本の本当の支配者は、財務官僚であることが本日8月10日に、また

ひとつ実証されます。消費増税法案が成立する本日は、財務省官僚に

とっては高笑いの日となります。予算配分権を握る勝英二郎・事務次官

は、日本を改めて乗っ取った気分ではないしょうか。自分が采配を振って、

野田首相をたぶらかし、安住財務相をこき使って、念願の消費増税を手

にできるのですから。



 日本の財政状況が容易ならざる状況にあることは、だれしも認めると

ころです。しかし、大型増税は実体経済に大きな影響をもたらすものだ

から、これを実施しようとすれば、そのための環境づくりをきちんと整え

ておかなければならないことは自明の理です。つまり、経済の底を固め、

増税に耐える筋肉質の体質に鍛えておくことが不可欠です。もちろん、

どんな理由があって、何のために増税するのか、が納税者、つまり国民

の間に理解されておくことが欠かせない。



 しかし、財務官僚は、まず財政再建を最優先します。日本全体の経済

状況をどうしなければならないかという大きな視点が弱い。いまのまま

増税に突っ込めば、日本は立ち直るどころか、一段と深い深刻な不況

に落ち込むことが懸念されます。税金を払えない人、中小零細企業も

続出すると見られています。格差がますます広がることは間違いない。



 その一方、野田政権下でシロアリはめでたく生き残りました。折を見て、

シロアリ軍団は増税という果実に群がり、むさぼりはじめる。そのシロアリ

のなかにアメリカもいます。むしろこのシロアリが最も凶悪かもしれない。

日本からのカネをアメリカ財政は頼りの一つとしています。財務省の中核

エリートはアメリカで育てられ、アメリカと一体です。



 増税が実施される2年後、3年後は、日本の1%がうるおい、99%はま

すます恵まれない生活を強いられることになりそうです。これをひっくり

返すには、「近いうち」に予想される総選挙が勝負といえます。