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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信1172 ・朝日新聞が「小沢氏、シロ」に転換

2012-02-23 06:51:01 | 日記

 おはようございます。
 生き生き箕面通信1172(120223)をお届けします。

・朝日新聞が「小沢氏、シロ」に転換

 朝日新聞が本日2月23日の朝刊一面に、小沢一郎氏との単独
インタビュー記事を掲載しました。これまでと印象を一新する異例
の扱いでした。本日は概要(詳報は明日の朝刊)ながら、主なテー
マごとに”偏向”の見られない内容だったのです。これが意味する
ところは、朝日の百八十度異なる”紙面転換宣言”といえます。
つまり、「朝日新聞は小沢氏に対する取り上げ方を、これまでの
いわば『被疑者』扱いから、まともな社会人(政治家)としての扱い
に戻す」ことを示したと受け取れます。朝日新聞は、4月公判の結果
見通しを「小沢氏、シロ」と判断した模様です。万一、「推認有罪」の
判決が出された場合は、判決を批判できる立場を確保したともい
えます。

 インタビューで新しい内容は、「9月までには解散総選挙になる」
という見通しを語ったくだりです。「野田さんが解散するしないでは
なく、国民の支持がなくなると『選挙をやって出直せ』となってくる。
9月までには解散総選挙になる」と、踏み込んだ発言をしたこと
でした。

 小沢氏側の「正義」に対して、朝日もついに方針転換せざるを
得なくなったと見るのが正しいのではないでしょうか。小沢氏を
めぐる状況は、朝日新聞の方針転換に端的に表れたように大
きく変わりつつあります。

 永田町の政局は、次第に煮詰まってきました。解散総選挙を
念頭において、「政界再編成」の大きな風が吹き始めたことを
実感します。台風の眼は、今回もやはり「オザワ」です。55年
体制と称された与党・自民党対野党・社会党の構図が崩壊し
たあと、日本の政界再編成の政治潮流はまだ終了していない
のです。日本の行方を決めてきた戦後最大の課題、アメリカと
の関係清算は、まだ終わっていません。「オザワは壊し屋」と
レッテルを貼られてきましたが、問題は日本のあるべき政治
勢力の整理がまだ継続中ということです。私たち日本国民が
アメリカから自立し、国民の生活がもう少し誇りを持って立ち
ゆくような政治が実現するための真の政界再編成は、まだ
道半ばです。まだ「壊さなければならないこと」がたくさん残っ
ています。

 橋下徹・大阪市長を担ぐ「維新の会」旋風が吹き荒れ始め
ました。石原慎太郎・東京都知事を引っ張り出そうとする動き
もあります。その中で、最も真っ当なのは、やはり「オザワ」が
創りだす流れではないでしょうか。

 すでに、流れは大きなうねりを見せ始めています。小沢グループ
は昨年12月に「新しい政策研究会」(略称・新政研)という合同
勉強会を立ち上げ、毎週木曜日に100人前後を集めて、あるべ
き日本の国柄について意志疎通をホットにしています。そこでは、
「政権公約(マニフェスト)の原点に戻れ。消費税増税の前に、
やるべき改革がある」と、反野田・倒閣を視野に入れた動きにな
っています。野田首相が「消費増税の閣議決定」をし、強引に突
破しようとすれば、不信任案が提出されることはほぼ確定的。し
かし、それですんなり、解散総選挙とはならず、解散の前に再編
成が行われそうです。ただ、野田氏をトップとする民主党主流派
も、ただ手をつかねているわけではなく、あの手この手で策略を
めぐらせてきます。

 今年の政治状況は、戦後日本の総決算の意味合いを持ちそ
うです。