おはようございます。
生き生き箕面通信1169(120220)をお届けします。
・「政治に夢を」と服部良一さん
「ちょっとだけ夢を見ませんでしたか」と、服部良一・社民党衆院議員。
昨日2月19日に開かれた同党の「旗びらき・励ます会」で、政権交代が
実現した当時を思い起こし、「もう一度、政治に夢を取り戻そう」と呼び
かけました。
「日米対等外交、東アジア共同体、普天間移設は最低でも県外……」。
本当に対米追随外交を脱する道が開かれるかもしれない。アジアの
活力とともに経済的な勢いを取り戻すとともに、東アジアの平和と安定
を築いて行く。そのためにも、沖縄から米国基地の撤退を実現する。
そんな夢を見ましたよね、という服部さんのスピーチに、同意の拍手
が起こりました。
政権交代が実現した当初、服部さんが所属する社民党は、国民新党
とともに民主党と連立して政権与党となったのでした。連立合意書には、
新しい日本を開く道が示されていたのです。
その後、普天間移設問題で民主党が自公政権時と同じ「辺野古
移設」へ戻る選択をしたときに連立から離脱。その頃すでに民主党は
「自民党化」に舵を切っていたのでした。
しかし、その普天間問題も再び大きく動く気配を見せています。
アメリカ自身が、普天間の辺野古移設と切り離して、海兵隊のグアム
移転先行を決めたことはご承知の通りです。
この日の会に社民党本部を代表して出席した山内徳信・党国民
運動局長(参院議員)は、つい先日訪米してアメリカ議会側に
「辺野古移設に絶対に反対する沖縄の声」を届けた時の模様を
伝えました。「アメリカ議会の軍事予算を握る重鎮議員は、『辺野古
はムリ』という結論を出したことが分かりました。しかし、それが
明らかになると、責任問題が生じることを懸念して、日本の政府は
ひた隠しに隠しているのです」と。そして、「『辺野古移設断念』は、
最後のもう少しの努力で実現できる」と力強く話しました。
確かに、アメリカ側の方針を変更させるところまで、もう少しの
ところまで来ました。ここまでこぎつけた背景には、沖縄の人々の
長い苦しい闘いを闘い抜いてきた強く粘り強い意志あったことが
分かります。強い意志で、自らの力で動かすことを実証してみせた
ともいえます。
私たちは、「日本の行く手に希望を、夢を持ちたい」と望んで
います。それは、強い意志で粘り強く努力してこそ手にすることが
できる。服部さんのこの日の集いは、「自分たちの力で、夢を
実現する」ことに思いを馳せさせる雰囲気がありました。
次の総選挙は、いまのところ6月説が有力のようです。服部さん
が所属する小政党は、選挙制度改革のなかで吹き飛ばされる
かもしれない。こころなしか危機感もただよう集いでした。