生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信720 ・アメリカとの関係はどうあるべきでしょうか

2010-11-26 06:29:37 | 日記
おはようございます。
生き生き箕面通信720(101126)をお届けします。

・アメリカとの関係はどうあるべきでしょうか

 アメリカとの関係は現状のままただ継続すればいいのでしょうか。アメリカとの関係を将来を見据えて考えることがあまりにも少ないように思えます。

 その意味では、沖縄の県知事選は日米関係についても考える大切な機会であるべきでした。現実は、ほとんど議論がないままあと3日というだい4コーナーまできてしまいました。

 アメリカのワシントンポスト電子版は、「日米関係を危うくする知事選」(20日付け)という見出しで、懸念を表明しました。

 一報道機関の記事にすぎないと扱うのではなく、そこにはアメリカを代表する見方が反映していると受け取るべきだと思われます。アメリカが懸念していることなど分かっているというわけにもいきません。

 分かっているなら、それに対応して日本は知事選後、普天間の基地問題の処理をどうするのか、菅政権は辺野古への移設をあくまでも推進するとして、それだけでいいのか。どうしても、辺野古移設が暗礁へ乗り上げてしまった場合、どうするのか。

 そもそも、日米間に山積する課題を前に、望ましい日米関係はいかにあるべきか、を深く議論しハラをくくる必要があります。激動する世界の中で日本の立ち位置はどうあるべきか、も常に検討していくことが欠かせない。

 にもかかわらず、菅・仙谷政権がやっていることは、目先の国会対応ばかりで、しかもそれは自分の政権をどうすれば延命できるか、だけにように見えます。国民はそっちのけ。国民の生活を本気で心配する政権ではなくなりました。口先だけの「有言不実行内閣」とそしられても仕方ありません。

 問題は、ジャーナリズムにもあります。日本の代表的なマスメディアは、朝日や読売、あるいはNHK
をふくむテレビもそうですが、貴重な紙面、貴重な電波を、国民の生活第一の観点から制作する基本が欠けています。それがこの国を、立ち姿のきりっとした国柄に見せていないといえます。

 そして結局は、わたしたち自身のありようがこの国の運命を左右すると銘ずることでもあります。日本に大きな影を落としているアメリカ。そのアメリカとの関係についても、わたしたち自身が自分の頭で考えることが求められています。