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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信211 ・電気自動車時代の幕が上がりました

2009-06-20 07:10:13 | 日記
おはようございます。
生き生き箕面通信211(0906210)をお届けします。

・電気自動車時代の幕が上がりました
 三菱自動車が7月から売り出す世界初の量産型電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」は、本格的な「電気自動車時代」の幕開けを告げるものと位置づけられています。今年生産する2000台は、電力会社などに販売予約ずみだそうです。環境の京都議定書のふるさと、京都府、市なども電気自動車に切り替えていく方針を決めています。

 本日の日経朝刊トップは「日産、米で電気自動車量産――年10万台規模」です。米政府は昨年秋、環境対応車の開発、生産に関し、総額250億ドル(2兆4000億円)に達する低利融資制度を創設しましたが、日産はこれの活用申請をしています。

 電気自動車は、二酸化炭素(CO2)などの排出が極めて低く、ソーラーや風力発電による電気を使えば「究極の環境対応車」となります。火力発電による電気をバッテリーに充電する場合でも、現在のガソリン車にくらべ三分の一程度だそうです。
 
 なにより面白いのは、自動車が大型家電に変身することで、産業界にパラダイムシフト(枠組み変化)が起きることです。極端にいえば、僕が自宅で電気自動車を組み立てられる可能性が現実のものとなってきたのです。排気ガスがありませんし、エンジン音もありませんから、ガレージの自動車は自分の”居室”として一間増えることにもなります。

 モーターとバッテリーさえあれば走れるのだから、シャーシーやボディを買ってくれば、自分で組み立てられる。すでにパナソニックやソニー、電気自動車に参入を具体化し始めました。タカラトミーやタミヤなどの玩具・模型メーカーもチャンスをねらって検討しています。

 アメリカではすでにベンチャー企業のテスラ・モーターズが昨年発売した「ロードスター」は、スーパーカーをしのぐ加速と400km近い航続距離で、レオナルド・ディカプリオなどのハリウッド・スターやシュワルツェネッガー・カリフォルニア州知事などが愛車としているそうです。その心臓部のリチウムイオン電池は日本製です。

 電気自動車には、中国やインドの新興企業も参入計画の具体化を急いでいます。

 カギを握る電池では、日本企業はいものところかなり優位にたっています。日本は、人間の生活にプラスになり、しかも成長が見込まれるこうした分野への支援に集中的に財政資源をつぎ込むべきで、アニメの殿堂などは後回しでいいのではないでしょうか。