おはようございます。
生き生き箕面通信189(090529)をお届けします。
・「冬の兵士」と憲法9条
北朝鮮の長距離ミサイル打ち上げと核実験強行が、日本国内の危機意識をあおり立て、きな臭い議論が勢いを増してきました。
自民党ばかりでなく、民主党内からも敵基地攻撃の議論が出てきています。
イラク帰還兵がイラク戦争の実態を告発するドキュメンタリー映画「冬の兵士」を観ました。このなかで、多くの帰還兵が次のような証言をしています。
・上官から「路上にいる者は全て敵。撃ち殺してもかまわない」と教えられた。買い物帰りの女性も撃った。男性をテロリストとして射殺したら、その娘らしい女が飛び出してきて遺体にとりすがって泣き叫んだから、それも撃ち殺した。別の日には、6歳くらいの女の子を撃った。アメリカ兵は子どもとも戦っている。
・すでに射殺された死体を、自分の銃の照準合わせに「頭を狙って撃った」という同僚の兵もいた。イラク人女性から「私たちはアメリカ人を攻撃しましたか」といわれた。
・9・11以降、「中東の人間は皆殺しにしてしまえ」と思った。マスメディアが、イラク人を嫌悪するようにあおった。
・解放したはずの市民が全て敵になった。アメリカ軍は闘う集団を増やしてしまった。
・帰国してから、イラクでしてしまったことを思い出して苦しみ、普通の生活ができなくなって、離婚し、仕事も失い、家も失った。今も自分だけ銃撃の音が聞こえる。
・アメリカはイラクから直ちに撤退すべきだ。アメリカの政策に責任がある。私たち「冬の兵士」の会(ウインター・ソルジャー)は①即時撤退②イラクへの賠償③帰還兵の福祉、を求める。
一方、日本では早速「座して平和は守れず」―「核ミサイルを打ち込まれても『戦争放棄』するのか!?」という本も売り出されました。著者は田母神俊雄・前空幕長です。
ぼくは憲法9条を守る立場ですが、それでも「国を守る」という点で、単に「9条」にしがみついているだけではすまない、私たちの国はどのような立場をとるべきか、考えなければならないと思っています。
生き生き箕面通信189(090529)をお届けします。
・「冬の兵士」と憲法9条
北朝鮮の長距離ミサイル打ち上げと核実験強行が、日本国内の危機意識をあおり立て、きな臭い議論が勢いを増してきました。
自民党ばかりでなく、民主党内からも敵基地攻撃の議論が出てきています。
イラク帰還兵がイラク戦争の実態を告発するドキュメンタリー映画「冬の兵士」を観ました。このなかで、多くの帰還兵が次のような証言をしています。
・上官から「路上にいる者は全て敵。撃ち殺してもかまわない」と教えられた。買い物帰りの女性も撃った。男性をテロリストとして射殺したら、その娘らしい女が飛び出してきて遺体にとりすがって泣き叫んだから、それも撃ち殺した。別の日には、6歳くらいの女の子を撃った。アメリカ兵は子どもとも戦っている。
・すでに射殺された死体を、自分の銃の照準合わせに「頭を狙って撃った」という同僚の兵もいた。イラク人女性から「私たちはアメリカ人を攻撃しましたか」といわれた。
・9・11以降、「中東の人間は皆殺しにしてしまえ」と思った。マスメディアが、イラク人を嫌悪するようにあおった。
・解放したはずの市民が全て敵になった。アメリカ軍は闘う集団を増やしてしまった。
・帰国してから、イラクでしてしまったことを思い出して苦しみ、普通の生活ができなくなって、離婚し、仕事も失い、家も失った。今も自分だけ銃撃の音が聞こえる。
・アメリカはイラクから直ちに撤退すべきだ。アメリカの政策に責任がある。私たち「冬の兵士」の会(ウインター・ソルジャー)は①即時撤退②イラクへの賠償③帰還兵の福祉、を求める。
一方、日本では早速「座して平和は守れず」―「核ミサイルを打ち込まれても『戦争放棄』するのか!?」という本も売り出されました。著者は田母神俊雄・前空幕長です。
ぼくは憲法9条を守る立場ですが、それでも「国を守る」という点で、単に「9条」にしがみついているだけではすまない、私たちの国はどのような立場をとるべきか、考えなければならないと思っています。