生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信167 安心して生きていける社会にしましょう

2009-05-07 06:22:28 | 日記
おはようございます。
生き生き箕面通信167(090507)をお届けします。

・安心して生きていける社会にしましょう
 NHKテレビで昨夜、「”あすの日本”始動!仕事・暮らし・老後…20年後は
どうなるか?若者への投資で日本に希望を取り戻せ▽未来からの提言」とい
う特集が放映されました。

 ご覧になった方も多いと思いますが、骨子は「現在の35歳は20年後にどう
なっているか。どうすればいいか」と問題提起し、その答えの手がかりを提示
していました。

 現在35歳の3人の例が紹介されていましたが、
  ①年収が400万円台から350万円台へ減収したサラリーマン家庭
  ②小学生と幼稚園児を抱えた母親が睡眠2時間半で生活のため働く
  ③結婚したくてもできない真面目に働く非正規・低賃金労働の男性
上の3人は、特別に取り上げたわけではなく、普通の例として紹介された
ものです。

 つまり、今の日本では「頑張っているのにどうすることもできない」悲鳴が
あがっているのです。3人の例を見ながら、「政治はこうした人びとへ、なぜ
手を差し伸べないのか」と、ふつふつと疑問がわいてきます。

 番組では①安定して仕事を得られる社会
      ②安心して子どもを育てられる社会
の2点に絞って、そのヒントを具体的な事例で提言していました。

 イギリスの、実際に就職できるまで手助けする「積極的雇用政策」、
フランスのよく知られている「出産・子育てのための援助金」、あるいは
岡山県の西粟倉村という小さな村の住宅・子育て支援をする「若い世代
呼び寄せ策」、企業の取り組みとしてはユニクロの仕事と子育てが両立
できる「8時間勤務・土日休み店長制度」などで優秀な女性店長も
働き続けることができる制度が紹介されました。

 やればできるはずです。何も難しいことはない。もっと知恵を働かせて
工夫すれば、できることは沢山あるはずです。

 キーワードは「人に投資をする」ということです。続く番組「大失業時代」
では、いま、公立の職業訓練所に希望者が殺到して、とても対応が追い
つかない政治の貧困も映し出していました。

 何十兆円もばらまくより、重点を絞って「人に投資」を、なぜもっと考えな
いのでしょうか。これは、自公政権に対する不満であるとともに、民主など
野党にも問いたいところです。来て欲しい仕事に、人がうまくマッチしない
「ミスマッチ」を、きちんとマッチングする努力をすぐにも始めてもらいたいもの
です。

 人間は、自分で働いて暮らしを立てていくからこそ誇りが持てるのですよね。
生活保護を受ける社会福祉制度を充実することも必要ですが、より安心
して働ける社会をつくるよう政治に求めていきましょう。そうした考えを広げ、
投票に参加することを広く呼びかけたいと思います。