ある気功師・202
故師匠も精力的にセミナーを再開した。
脳内出血の後遺症が少し残っていた。
少し足を引きずり、杖をついていた。
言葉も少しだけ影響があるようだった。
私は無理してでも、より参加した。
はっきりとはわからないが、その必要を感じていた。
この頃から気持ちの準備ができていたようだ。
そして、その年の12月に巨星は消えた。
だが、悲しみはなかったし、ショックもなかった。
そうだったのだ。
何故、昨年から狂ったように故師匠を追いかけたのか。
私の将来が決まる前から追いかけていたのか。
本妻も子供達も仕事も忘れて追いかけたのか。
故師匠が消えるなんてわからなかった。
それでも、追いかけたから何とか間に合った。
(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)