第十二章(5)
無智亦無得 以無所得故
「所得故」は前の「智得」にかかる。
所得の意味が判れば、言葉として当然前になる。
ブッちゃんやゲンちゃんは優しい。
優しいから、注意点を強調した。
特に弟子達用に語った箇所だ。
「サトリを欲しがる心(所得)にこだわるなよ(無)
そう(こだわらない)なれば(以故)
サトリ(得)とか、至る方法(智)とかにも
こだわらなくて(無)いいのさ」
衆生やケモノや妖怪達には、あまり関係ない箇所だ。
自分が優秀になりたい僧やエリート意識達に語ったのだ。
ブッちゃんは、不肖の弟子達にも優しいんだなぁ・・・。
「サトリ」を得たい、っていう心から離れろよなぁ。
そうでないと、何も、何からも解放でき無ぇぞ。
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。)