ある気功師・113
目の前で難病の人の顔が変わる。
一瞬で別人になる。
額に皺を寄せていたのが晴れやかに変わる。
いや、その前にキョトンとした顔になる。
戸惑っている。
そして、泣きだす人もいる。
それから例外無しに晴れやかになるのだ。
来たばかりは何故私が病に・・・
どうしたら治る?
このまま治らない?
自分の事、自分の病ばかり見つめていた。
自分の不幸や病の辛さ、痛さばかり見つめていた。
その人が日々変わる。
自分は不幸ばかりではなかったと気づく。
病が僅かでも良好になる時もあると気づく。
その良いところ探しを毎朝する。
毎朝、誰かが発表する。
同じ病人の姿を見て、話しを聞く。
そして自分も僅かな変化を見るようになる。
それは自分の良いところ探しだけに留まらない。
更に他人の良く変わったところも見るようになる。
自分だけの事から、他人を思いやるところまで変わる。
当然、顔つきは変わる。
顔は、綺麗に、変わるのだ。
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