カルテ番号 わ・9(20)
洋子はまだ気功を受けていない事に思い当たった。
話しだけ聞いているのは失礼にあたる。
「あの~先生、気功治療をお願いします。
不安症はもう消えてしまっている感じですが、お願いします。
気功って受けた事がないので、体験もしたいのです。
話だけ聞いてもらって時間を使ってしまい、すいませんでした」
院長は笑って言った。
「いいえ、もう玄関を入って来た時から始まっています。
話をしているだけのように見えますが、気功もしています。
というか、自然と気功に包まれているのですよ。
もちろん、直接、もっと濃くする事もできます。
あるいは、距離を離れてする事もできます。
渡部さんの依頼が優先ですが・・・」
洋子は思った。
やはりそうだったのか。
ここに入ってから、自分の感覚が落ち着いていた。
特別にしなくても、もう気功を受けていたのだ。
でも、やはりもっと直接受けてみたい。
ぜひ、先生にしていただきたい。
その先に、もっと変化があるのだと思えるから。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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