水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・1105」

2016-11-23 19:39:45 | Weblog



カルテ番号 ら・1(7)

風間陽水もアーユルヴェーダについては多少学んだ。
とはいえ、あまりにも膨大な内容だった。
先生となっていただいたのは、アーユルヴェーダ医師。
インド人だが、日本の医科大学も卒業し、西洋医師でもある。
南インドに先生の大きな病院もあり、アーユルヴェーダの治療をしている。
日本では、アーユルヴェーダ学校の校長をしていた。
天才といっていいだろう。
数か国語を自由に操り、日本語も漢字を含めて不都合なく書ける。
多くの学問を速学できる医師だった。

その医師が、アーユルヴェーダを一生勉強しても、その1割も学べないと言った。
風間陽水は、その言葉で、決して深く勉強しないと、誓った。
それでも、数十回は講義を受けた。
南インドの病院も訪れた。
だから、三元素のヴェータ(風)、カパ(水)、ピッタ(火)を知っていた。
そこに五大要素を組み合わせるのだから、より複雑になる。
中医学(一般的には東洋医学)は二元素(陰陽)に五要素を組み合わせる。
これは、アーユルヴェーダが元だと思われる。
そして、チベット医学はよりアーユルヴェーダ医学に近いと思った。

「拙僧は、風の名前を持つ人、火の名前を持つ人、水の名前を持つ人を探した。
日本では、その苗字も少なくないのです。
風間、火は日と同じ意味だから、日野、水野、等、結構あります。
実は、歴代の住職達も、少しずつではありますが、探していたのです。
寺には、苗字、名前が風、水、火のつく人達の資料もありました。
だが、寺に関わるような、該当する人物がほとんど見当たらない。
見つけたとしても、三人の接点など無理な話でした。
どうやら、最初から考え方が間違っていたと思いました」

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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