水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・799」

2016-01-22 19:03:26 | Weblog



カルテ番号 も・6(7)

人は死期が近づくと素直になれる、と聞いた事がある。
腹の中の探り合いや表面の取り繕いばかりの生き方だった。
自分は素直になど、決してなれないと思っていた。
計算しての態度や表情や言葉だった。
生きていく、というのは、そういうものだと思っていた。
尊敬だとか愛だとかいっても、その底には計算がみえる。
本人が気づいてないから、本気で言っているだけだ。

それが、素直に返礼したお辞儀一つで、茂木滋の中の何かが開いた。
人間なんて・・・人は皆・・・そう決めつけていた事が揺らいだ。
例外としての素晴らしい人はいるだろう。
腹の中も表と変わらない人もいるだろう。
だが、それは例外だと思っていた。
もしかしたら・・・違っていたのかもしれない。

自分のような人間にも、あるのかもしれない。
もっと楽に生きられるのかもしれない。
誰でも、持っているのかもしれない。
そうだとしたら、どうしたら、素直のままで生きられるのだろうか?
今更、この歳になって、と揶揄する気持ちもある。
80歳から、生き方が変えられるか、という気持ちもある。
あるが・・・変われるかもしれない、という思いが強くなっていた。

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)

(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログで書いた「迷説般若心経」  「迷説恋愛論」  「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ~
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)
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