カルテ番号 め・3(30)
礼子は太極拳の、手や足の動作が戦う拳法の型だとは知っていた。
だが、その元になる実践場が戦争とは知らなかった。
漠然と、決闘などのような試合を想像していた。
もっとも、古の戦場を想像しようにも、その知識もなかった。
そういわれて、太極拳が前後左右に手足を向ける意味が判った。
「太極拳は、臨機応変に動き回る拳法だったのです。
前に3歩、後ろに3歩、などと憶えないでいいのです。
足の運びも、場に合わせて角度を変えたり、回転したりすればいい。
狭かったら、狭いなりに。
広い場なら、広く使えばいいのです。
そして、どちらも自由に、大らかに、気持ち良く、です」
「そして、先ほど気功をしながら言った、大周天をします。
動きは同じですが、意識、イメージが違います。
あの時、最も大切なのは、呼吸。
影響が大きいのは、心、イメージと言いましたね。
そして、動きは、自由に変えていいと。
明木さんには、もう小周天の説明はいいでしょう。
キチンと出来ているから、今の明木さんになったのですから」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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