カルテ番号 へ・1(23)
院長は思い出したようだ。
「ああ、あの山好きな方ですね。
もしかしたら山の民の末裔かも、という話をしました。
混じり気の少ない、純な気持ちの方でした。
特別変わったわけではなく、元々、気持ちの素直な方ですよ。
良い意味で、単純な心、といえばいいのでしょうか」
確かにそうだった。
余計な考えを入れない。
素直に心を現しているように感じた。
あの歳で、あの単純さは、とても貴重だと思う。
人は良い悪いは別にして、生きている過程で様々な事に出会う。
どうしても、その様々な複雑を心に反映してしまう。
院長は言った。
「まぁ、樋口さんの事は置いておきましょう。
とりあえず、こちらで仰向けになって下さい」
そしてマットに横たわった辺見豊の身体を軽く触った。
その間、3分くらいだ。
「内臓関係は良好のようですね」
次に頭の方に移動して、指で頭を触られた。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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