カルテ番号 へ・1(4)
冬の山には登らない。
寒さが厳しい時期、晩秋も早春時期も登らない。
登らないが、山の近くに行くようになった。
ドライブは山があるところばかりになった。
見る山は、辺見豊が登らない、あるいは登れない山だ。
厳しい岸壁が綺麗だと感じるようになった。
山の近くは、温泉があるところが多い。
たまには宿に泊まる事もあるが、あまり好きではない。
一人での宿泊は、孤独感が強くなってしまう。
自宅なら普通なのに、どうして温泉宿では孤独を感じるのだろう。
宿には泊まらないが、日帰り温泉に入る事はある。
あまりゆっくり入ると、だるくなるので、湯船の中は短い。
食事も同じ施設でできるところなら、利用している。
秋。
上越国境の山を見ていて、どうしても行きたくなった。
調べると、ロープウェイのゴンドラで行けるという。
登山でなくても、少し歩けば、峰まで行けるようだ。
それならいいだろう、と辺見豊は思った。
日帰りで充分だ。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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