第十章(1)
無無明亦無無明尽 乃至無老死亦無老死尽
またまたメンドウな仏教用語の説明だ。
一応、これを説明しないとなぁ・・・。
第八章で「六根」と「六境」があった。
第九章では「六識」を加えて「十八界」だった。
今回は「十二因縁(縁起)」という決まり言葉だ。
「無明」から始まり「老死」までの十二の出来事。
それらは必ず順番に繋がっている。
だから「無明」と最後の「老死」まではセットだ。
原始仏教の根本的な観察力から生まれた用語だ。
この洞察力も冥想という方法があったからこそだ。
人の煩悩の縁起の順番でもある。
動物や妖怪にも、まぁ当てはまるだろう。
だけど「十二因縁」を知らなければ何の事やら分からん。
八っつぁん、熊さん、タヌキやキツネには分からん。
文字では仕方なく「十二因縁」を書いたけど、
ブッちゃんが話した言葉は違うだろうなぁ。
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