第八章(9)
無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法
お前ぇの眼が狂っているんじゃねぇぞ。
お前ぇの耳が偏っているんじゃねぇ。
鼻がひん曲がっているせいじゃねぇ。
味オンチだっていいんだ。
触覚が鈍いのは・・・垢のせいかも。
心は元々ヒネクレているんだ。
人(動物・妖怪含む)は正確な感覚を持ってねぇんだ。
六根の特徴は正確さじゃねぇんだ。
それぞれの感じ方が違うのは、幅の広さだぜ。
六根は受け入れ幅が広く出来ているんだ。
だから、正確を期待するのは間違いだぜ。
正確な性格じゃねぇんだ・・・
(またまた、下手なダジャレ・・・)
それに、な、
見えるモノは光によっても変わる。
方向によっても変わる。
時期によっても変わるんだぜ。
同じ人が同じ眼で見ても、変わっちまうんだよ。
六根が仮に一定しても意味が無ぇんだ。
だから正確を求めたら、苦しみだけだぜ。
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。)