水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

価値・6

2005-12-23 22:53:51 | Weblog

見えないモノを畏れ、敬う意識が無くなる。
見えるモノだけで判断する意識となる。
しかも判断材料が値段というお金。
いつしか「価値」を観ずに「値段」を見る。

値段は高い方が「価値」はありそう・・・。
でも自分が係わるなら「安く」手に入れたい。
同じモノなら「安く」ても「価値」は変らない。
安く買えるなら「得」だ。
判断基準、生き方基準は「損得」・・・。

見えるモノで、同じ製品ならいいだろう。
値段が変っても品物が変らないのなら同じだ。
同じ製品なら性能は変らない。
高くても安くても好みの問題だ。

だが見えないモノは違う。
値段が高いのが価値があるとは限らない。
値段と価値は別な次元なのだ。
だが値段に価値を持たせると影響が出る。
ここの説明はメンドウだけど・・・。

見えないモノは受け取り側が主体となる。
受け取り側が影響を左右するのだ。
モノからの能力や性能は変らない。
価値は、そのモノにあるかもしれないが、
価値の影響は、そのモノにあるのではない。
影響は受けて側の価値判断に左右する。

ある絵があった。
値段が1億。
それを100万円まで値引させた。
政治家の顔で・・・。

1億の価値がある絵。
1億の力がある。
絵の力は変らない。
だが100万円で買った政治家。
100分の1しか絵の価値が伝わらない。

政治家は100分の1で買って「得」したと思った。
意識の中に100分の1の価値を作ってしまった。
だから100分の1しか受け取れない。
絵は変らないのに・・・。
お金を値切って価値を台無しにしたのだ。

(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
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