水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

価値・5

2005-12-22 21:22:19 | Weblog

日本人は見えないモノを大切にしていた。
大事にとらえていた。
明治維新は多くの概念を変えた。
坂本竜馬などは、意識の解放を目指した。
おおらかな日本をつくりたかった。

たしかに明治で大きく変った。
正誤でなく、大きく変った。
新しく得た意識。
失った意識。

西洋的思考法が急速に入り込んだ。
論理的であり、科学的でもあった。
だが、充分理解はしていなかった。
だから、科学的でないモノを「迷信」とした。
これは失ったモノの大きな一つだ。

それでも日本人に流れる血があった。
見えないモノへの畏れ(尊敬)。
それが敗戦時に転覆した。
アメリカに占領されたからだ。
日本はアメリカの従国となった。
もちろん、現代も従国のままだ。
日本が独立していると勘違いさせたまま。

第二次世界大戦で従国となった日本。
占領国は意識を変える事から始めた。
これは何時でも、何処の戦争でも同じだ。
占領国は現地の意識改革(改悪)から始める。
最近のイラク、アフリカ各地、皆同じだ。

アメリカにとっての日本の脅威。
それは日本にはホンモノを観る力がある。
見えないモノを感じる感性がある。
奴隷がホンモノを判断しては困るのだ。
だから、文化的、科学的という言葉で変えた。
そして・・・今の日本に続いている。

こうして多くの日本人から感性を衰退させた。
見えないモノを「嘘、原始的、迷信」と教えた。
識者といわれる、操り人形を前面に出した。
学校は占領国の言いなりになった。
「民主」の本当の意味を隠して「民主的」を教えた。

それでも、日本人には古(いにしえ)の血が流れていた。
見えないモノを畏れ、敬う血は微かに流れているのだ。
「価値」を見抜く力。
それは、見えないモノを感じる力でもある。

(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
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