水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

遊・9

2005-12-14 21:59:24 | Weblog

病からの回復。
道も歩き方も幾らでもある。
歩き方のコツの一つに「遊び」がある。
絶対必要条件じゃないけど、かなり有効だ。

病は本気で正面から向き合う。
逃げていては回復し難い。
だが、歯を食いしばって治すわけじゃない。
肩に力が入っても回復し難いのだ。

命がかかっているのだ。
本気が当たり前だ。
だが隙が無いと回復力が上がらない。
生命は「間」で生まれ、活性する。

真剣勝負を想像しよう。
真剣だから本気だ。
病の回復は勝負ではないが真剣だ。
デタラメでは怪我を深める。
あきらめたら、終りだ。

隙の無い剣士。
一見強そう・・・。
だが余裕が無ければ長く持たない。
隙が無ければ・・・動かないのだ。
動いて変化は訪れる。
これでは回復が進まない・・・。

真剣で本気だが、余裕がある。
意図して隙を作れる。
よそ見はしないが、息は安らかだ。
真剣の先に「遊び」がある。
真剣を持つ手に「遊び」がある。
これがコツになる。

真剣を捨てて逃げるのは「遊び」ではない。
真剣に耐え切れなくなるのは「遊び」が無いからだ。
真剣は、それほど重くない。
崖っぷちは、それほど緊張しなくていい。
緊張すると、怪我をする・・・。

真剣だから「遊び」が活きる。
「遊び」があるから真剣が活きる。
双方が活かし合う「間」が「遊び」となる。
そして、結果的には最短の道となる。

病からの回復。
それほど辛くないぞ。
大丈夫だ。
真剣に「遊び」を愉しもう。
よそ見する事無く。
逃げる事無く。
あきらめる事無く、進めるぜ。


(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする