水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

独・3

2005-04-29 19:12:40 | Weblog

普段なら愛人Aが微笑む。
愛人Bも来る。愛人CもDも・・・。
本妻だって、何となくいる。
愛しい人達とはいえ、毎日はうっとうしい。
社会生活というのは煩わしいものなのだ。

ところが、ポカっと空く時間がある。
「孤独」の時がある。
人間やその他のモノや出来事と係わる時から、
「独」の世界に変わる。
「独」は尊い存在と二人きりの新婚空間だ。

「独」に気づいてしまったら
「孤独」が甘美な時間だと知る。
普段なら外側に使う「氣」を内側に配る。
尊い存在からの「優しさ」を十二分に感じる。
観えなかった自分を抱きしめる事ができる。

愛人達や本妻を抱きしめるのは生活の営みだ。
心はこもっているが、ある意味、義務のようなものだ。
人と人は支え合って生きている。
人と人は抱きしめ合って生きられる。
愛しい人達と生きるのは幸せなことだ。

ところが「孤独」には次元の違う「幸せ」がある。
社会生活の幸せではなく、絶対幸福の世界だ。
人と人ではなく
自分と、とてつもなく大きな自分。
「孤独」は寂しがる世界じゃない。
絶対安心の安らげる世界だ。

人は人の中で生きている時間と
「孤独」で過ごす時間がある。
その両方が、とても素敵で貴重な時間だ。
それぞれは、質の違った幸せに満ちている。
どちらの時間を過ごせても奇跡なんだなぁ。

「独」は一人ではない事に気づく言葉。
どんな状況になっても、一人ではないと知る言葉。
自分には、もう一つの大きな自分が常に一緒にいる。
何をしても、包んでくれる存在がいる。

この世に生まれて、生きているというのは
とても
ラッキーだと思う。


(本館は http://iiki.desu.jp/  「氣の空間・氣功療法院」
コメント
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