水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

清明

2005-04-01 19:33:54 | Weblog

24節気は360日を基準としている。
暦は太陰暦だ。(だから太陽暦と月名がズレる)
そして一日を一度の黄経(太陽の角度)としている。
つまり360÷24=15
15日毎、15度毎に季節を表した言葉を作った。
始発日は春分の日で、黄経は0度。

ちなみに5日を一侯とし、三侯(15日)が一気だ。
月(太陰暦)の初めの気を「節」といい、次を「中気」という。
12ヶ月×2(気・節と中気)=24節気になる。
何故だか知らないが、中国では初と中だけみたい。
(上とか高もあるのだろうが、基準が違うのかな?)

もちろん、この言葉は地域で違う。(北半球用だし)
日本で使われている言葉は中国揚子江中央付近が元だ。
日本でも北海道と沖縄では緯度が違いすぎる。
24節気は地域によって適した言葉を使うモノなんだ。
それを踏まえた上でなら、風情と智慧が含まれている。

「清明」は黄経15度。春分(始日)から数えて15日目。
最初の気だ。(日本で4月4,5日頃)

万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也

ワシ流の訳だと、
「生命の氣」は「場」が清浄で明るくなると活性化し、
いろいろな命の芽が吹き出す。
この時期は、皆、元気ハツラツだぁ!
あるいは、
「百花百草が喜んでいるわい。わぉ、善き哉」
となる。

そう、何だかウキウキしてくる時期だ。
理由なく、ウキウキしていい時期だ。
「生命が躍る」から心も動く。
こういう時はドンドン進んでいい。
新しいコト、始めてみよう。

「生」は「性」に深い係わりをもつ。
オトコとオナゴの出会いの季節でもあるぞ。
大丈夫だ。
相手も正常な判断が(多少)狂っている。
これは・・・チャンス!
勇気を出して、アタックしてみよう。
ダメでもともと・・・(お、おぃ!・・・)

子の出来にくい夫婦は、朗報が訪れる気節だ。
上手く治療すれば回復しやすい気節だ。(季節じゃない)
心の病は多少、辛い時期でもあるが・・・。
(心が勝手に騒いでしまうので・・・)

いずれにしても、気節は短い。
15日~30日だ。
ガンバレよ~!!


(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
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