アバウトなつぶやき

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新見美術館コレクション 珠玉の日本画

2016年02月03日 | かんしょう
ただいま桑名市博物館で開催中の「新見美術館コレクション 珠玉の日本画」展、行きやすい場所なので週末を利用して行ってきました。



新見美術館がどこにあるのか分からず、ポスターに大きく伊藤小玻が取りあげられていたので三重県内の美術館かと思ったら、なんと岡山県新見市との事でした。また遠いところから…ありがたや。

決して大きい会場ではないので軽い気持ちで行ったのですが、予想以上に名作揃いで見応えがありました。
竹内栖鳳の「海幸」は鯛の透き通るように光る赤みが美しかったし、橋本関雪の「朝」で描かれた猿のやわらかな毛並みは目を見張るものがありました。
女流画家として伊藤小玻とよく対比される上村松園もあって定番を外していないし、小川千甕に影響を与えた富岡鉄斎も一度に何点も観ることが出来ました。
また、2点とは言え刀剣もありました。
刀剣は鑑賞点が分からずにあまり興味を持てなかったのですが、じっくり見ているうちにその鋼の美しさの良し悪しはともかく鎌倉時代に打たれた鋼が全く濁ることなく光っている様子は素直に美しいと思いました。もう少し数を観たら楽しくなるかも。

少しずつですが日本画と工芸が紹介されている良い展覧会でした。
桑名市博物館は地域の伝統に根ざした展示を色んな角度から絶えず発信し続けている上、こうやって時折余所からの風を入れる企画展を催していて、大変好感が持てます。この姿勢を崩さずがんばって欲しいと思います。


星と星座の伝説・冬(読み聞かせ17)

2016年02月03日 | よみもの
すっかり更新し損ねていましたが、冬の初めに6年生のところに行きました。
選んだのはコチラ↓
星と星座の伝説(冬)新装版 [ 瀬川昌男 ]

星と星座の伝説(冬)新装版 [ 瀬川昌男 ]価格:1,620円(税込、送料込)



高学年で15分読み切りというのは、大した読書量じゃない私にとって結構選ぶのが難しいのです。
で、困った時の短編集。
夜空がキレイに見える季節になったので選んだのですが、聞いたことがある気がするけどよく知らない、という星座にまつわる伝説はなかなか好評でした。
私が読んだのは、この中のオリオン座の話です。
オリオン座の話はさそり座と一緒に出ないというオチがあるので聞いたことがありそうなものですが、案外聞いたことがないらしく、先生も一緒に感心してくれました。
一編のみだと10分程度で読めてしまうのですが、一緒に星座早見板を持って行って「今日の午後8時だとこの方角に~」とか、「理科で習う冬の大三角は~」などという話を前後に織り交ぜながら話すと15分超えました。

このシリーズは四季を通してあるので、困った時に使いやすそうです。