アバウトなつぶやき

i-boshiのサイト:「アバウトな暮らし」日記ページです

「国宝鳥獣戯画と高山寺」展

2014年11月20日 | かんしょう
職場の奥さま&そのご主人と一緒に京都国立博物館で開催中の「国宝鳥獣戯画と高山寺」展を観てきました。





開始当初からすごい人気で、ものすごく混んでいるとは聞いていましたので並ぶ覚悟で、でも平日を狙って行ってきました。
ちょうど数日前、ご夫妻の娘さんが足を運んだら3時間待ちと聞いて止めて帰ってきた…なんて聞いていたのです。
あれ、早く着くほど待ち時間が少ないという話でしたが実際のところはどうなんでしょうね?
9時開館の9時半着で、75分待ちでした。

博物館の方も慣れたモンで時間毎に10名ずつ入館させるため、待ち時間の誤差はほとんどありませんでした。

展覧会としての内容は少々不服です。
鳥獣戯画の修復後全巻初公開!という触れ込みだったので全てをじっくりと観られると思っていたのです。
が、高山寺の紹介が半分以上を占めていました。それも面白いには面白いのですが、やはり本命はそこではないのです。
やっと鳥獣戯画を観れる!と思ったら立ち止まらないようにというアナウンスが大きく、落ち着いて観ることが出来ません。
また、全巻といえども各巻の一部しか観ることが出来ないため少々がっかりしました。
もちろん、本物を観たのは初めてなので新しい発見はたくさんありましたし、驚きも感激もありました。
猫や空想の動物たちが生き生きと描かれている様子はとても楽しいし、当時の風俗(民俗)の様子も珍しく、私の知らない事がたくさんでした。
もう少しちゃんと展覧会の内容を調べていけば良かったですね。人の多さはどうにもなりませんが、妙な期待は抱かずに済んだはずですから。

それはともかく、企画展の後でオープンしたばかりの平成知新館がすごかった。
さすが国立博物館、お宝満載でした。
同伴が職場の人のため、考古のところで「こんなの、ここならいっぱいあるうちの1つだけど、四日市でこんなの出てきたらあっという間に指定文化財だよね!」とか「すごーっ!みんな完形(欠けていない状態で出土した遺物)だ!!」と中身以外の部分で盛り上がり(笑)
もっともそれ以外にも迫力満点で、鳥獣戯画展の混みように辟易してた後ながら、この日のお出かけが有意義になったのは間違いございません。