北大ボートblog

北大ボート部部員によるほぼ定期更新ブログ。

NSP#2 「埋めろ、意識の差」+全日の反省

2023-05-23 00:25:00 | NSP
主将の久我です。

今日は5/14に行ったNSP#2.0と全日本選手権の反省について書こうと思います。

分けて書こうか迷いましたが、繋がっている話題だと思ったので、同じブログ内で書きます。


★NSP#2.0「埋めろ、意識の差!!」


今回のNSP#2.0は「埋めろ、意識の差」です。

★ボート部の問題



一般的に組織で生じる問題の多くは個人ではなく、個人と個人の「間」から生じることが多いと言われています。

例えば放置。
毎日放置をしてしまう部員がいたとして

「毎日放置をする人に対して君のせいで放置が多いんだ!君が直せば放置がなくなる!!」

これが「個」に向けたアドバイス

「毎日放置が無くならない、何で放置に気づいたらすぐに伝え合う意識を持たないんだ!みんなで直して行くべきだろ!」

これが「間」に向けたアドバイス

何となく後者の方が問題解決に近づく気がします。

もちろん個人が悪いこともありますが、個が悪いと諦めてしまうのではなくて、
間(コミュニケーションや雰囲気)
を直して行く方が課題解決に繋がる。

★今回の全日でも


今回の全日本でも感じました。
キャッチやフィニッシュの端々な合わない原因を自分という「個」に注目し過ぎていた気がする。

全員が個のレベルを上げようとした結果、どの「個」も体力もレベルも日本代表レベルではないから勝てない。

これは冬練で「個」の練習になりがちなここ最近の北大にありがちな事態。

コロナの規制が緩くなった今、冬練のやり方ももっと全員で合わせる練習ができるはずだ。
全員で合わせるための練習、全員で競い合う練習をした方が楽しい。


今回のクルーでは、一度なぜ端々が合わないのか、
空中のバランス、水中のバランスがともに悪いからではないか?
全体の意識はどこに向いているか、一致していないのではないか?
目で見て合っていないなら、全員で目で見て分かる基準を作るべきではないか。
もっとよく考えるべきだった。

全日レース後OBの浅野さん(H7入)、坂口さん(H22入)とお話をさせてもらった時に強く感じました。
お忙しい中、30分以上もありがとうございました。


★NSP#2.0のゴール

今回のゴールは




「意識の差を埋めること
チームのみんなが考えていることを共有して、お互いの理解を深めること」

です。

最近部で起こってる問題の多くはコミュニケーションが原因で起こっていると言われています。

今回は「コミュニケーション」に注目してNSPを行いました。

★#2.0のwork

今回行ったworkは、、




これです。
部員が書いてくれた「漕快シート」、「マンダラチャート」を部員間で共有してもらいました。







5/14NSPでの様子


みんな真剣に取り組んでくれて嬉しかったです。

また、意外と部員がこんなこと思ってたんだ、と発見することが面白かったですね。

目標は似てても、達成のために必要な要素は全然違うところが「漕快シート」と「マンダラチャート」の面白い部分です。

★意識の差とは?

それでは、意識の差が最も生じやすいところはと言えば、、



「練習報告」
です。

普段の練習報告や練習の記録はその部員の練習への意識の高さに直結します。

★Action①

全員の意識の差を埋めるために行ったことの一つ目は

練習報告で意識を埋めろ!!

です。

具体的にはチームを作って、全員が練習報告をしあうSlackにチーム内の人が練習報告をしてるか確認し合う、促し合う。

それだけでなく、練習報告をして終わりでなく、そこで積極的にコミュニケーションを取り合う。

練習報告の場では、ただのコミュニケーションでなく、お互いが発信し合う場になるべきです。

5/14から1週間経ちましたが、練習報告良くなってきたような。
ここからの継続が課題。

★Action②

Actionの2つ目は





朝から意識を共有しろ!

これです。
僕らの朝の集合は、「一言+さぁ行こう」で終わり練習が始まります。

たまに熱いことを言ってくれる人がいますがほとんどが一言だけ。

今回折角「漕快シート」「マンダラチャート」を書き上げて自分の目標とそのためにやる64個の気づきを見つけたのだから、毎日意識しようぜ!
と思います。

これは茨戸に僕がいなかったので実践してくれてるからまだ分かりません。
合流後が楽しみだな。

★チームの変化

NSPを始めた4/28と2回目の5/14でチームの変化がデータとして表れました。





1ヶ月に1度のスパンで、チームの目標(東北戦勝利、インカレA決勝)に対してどれくらいのモチベーションがあるか調査しています。

チームの目標と自分の目標の

・直結度
・影響度
・感動度
・当事者意識

・4つの合計

を調査しました。
平均値と標準偏差を求めています。

平均値(目標に対しての意識の高さ)
標準偏差(目標に対しての意識のばらつき)

というイメージです。
つまり、
平均値が高く
標準偏差が小さい

という状況が理想です。



これが第1回4/28の結果

ーーーーー

直結→Ave:78.9545  SD:27.8167
影響→Ave:65.0909  SD:34.983
感動→Ave:87.0909  SD:24.5133
当事者→Ave:72.1813  SD:33.7643

合計→Ave:75.8295  SD:24.142

ーーーーー


ーーーーーー
第2回 5/14

直結→Ave:84.9543  SD:26.7318
影響→Ave:79.3182  SD:27.1467
感動→Ave:90.1364  SD:20.2581
当事者→Ave:87.8636  SD:20.4812

合計→Ave:84.8182  SD:20.7596

ーーーーーー


合計を比較すると

ーーーーー

4/28
合計→Ave:75.8295  SD:24.142

5/14
合計→Ave:84.8182(+8.9887)  SD:20.7596(-3.3824)

ーーーーーー

でした。

平均が上がり、標準偏差が下がった、
意識が上がり、意識の差が縮んできた証拠になるので

数字がポジティブに働いたことはとても嬉しかったです。

ここはやはりボート部。エルゴの数値が上がると嬉しいように、数値が上がる、ということは嬉しいですね。

ただ、あくまでデータ。
行動を伴っているか、という課題はあります。

ですがNSPを行わなければ分からなかったこと、上がらなかった数字ではあると思うのでひとまずおめでとう。

この目標度の数値は合計で
Ave90以上
SDは10以下

が目標です。
Aveはまあまあ高いけど、SDが20もあるのははっきり言って異常なんですよ。

次回NSPは5/28
東北戦に向けて頑張っていこう。


ーーーーーーー

ここまでが5/14のNSPについて

ここからは全日本の反省について。

今回の全日本、
一番に感じたことは

「詰めの甘さ」

です。

他大と自分たちの艇上での様子、陸での様子、その他諸々の準備、
全てにおいて詰めの甘さを感じた。

艇上で言えば、
1つ目は
ラフコンになって一度波を叩いた時の立て直し方をもっと徹底して練習しておくべきだった。

茨戸でもよくあったことだった。
ラフコンのハイレート中に波を叩くと急にダメになることはよくあった。
整水ならうまくいくから真剣にここの立て直しに取り組むことができなかったが、
海の森の波が高いなんて、去年の全日前から分かっていたことだ。


2つ目は
コックスのマイク?スピーカー?の不調への対応。

敗者復活戦でコックスのコールが聞こえなくなるアクシデントがあった。
これは大きなアクシデントだが、実は茨戸でも何度かあった。

練習の時、マイクやスピーカーの不調でCOXの方が聞こえなくなると私たちの艇速は落ちていた。

COXの声が聞こえないから仕方ないよね、
でその日の練習を済ませていた。アホである。
なぜそこで試合でもこうなる可能性があるから、その場合はCOXはラダーに集中させて、コールは漕手で声を掛け合おう
みたいな発想ができなかったのか。

結局敗復前、
COXのコールが聞こえなくなるかもしれない、みんなで声かけ合いながら頑張ろう、
とは言ったものの、
普段やっていないことなので上手くいかない。

詰めが甘い。



3つ目は
レースへの意識。
半日付きフォア(2nd)を作ったり、対校フォア並べるダブルを作ったり並べを意識する仕組みは作っていたはずだが、

実際に並べた回数はそこまで多くなかった。
別に毎回の練習並べで何も問題ない。
レースになると何も考えられない
という言い訳は、練習の時にノンプレッシャーで漕いでるから起こるのだろう。


艇上以外のことでの詰めの甘さは

COXへの配慮
主務兼COXである納谷が大変なことは百も承知だったはず。
COXにもっと集中できる環境、少しでも負担を減らすことをなぜもっと本気で考えられなかったのか。

帰りの車で納谷、岩本とここに関してはたくさん語り合った。

艇上で漕いでいる時は、基本漕手は何も考えられないエンジンだから、COXが的確な指示を出す(ここもペアや無しフォアではそうではいかないが、、)

陸では、逆にCOXが余計な負担にならないように漕手がもっとしっかりすべきだった。
さっきの緊急事態は漕手がコール、COXはラダーみたいな考えも、
もっと自分たちで、という発想があればできた。


色々言ってますが、要するにめちゃくちゃ悔しかったんです。

改めて最下位に近い結果を見せつけられると俺らって弱いんだな、、何でこんな勝てない?って思ってしまう。

5/14のNSPのブログをもっと早く投稿できなかったのも、大会期間中、こんなことやってても意味ないと思われないか、、
と思っていたからです。

ですが、そんなことはありませんでした。
5/14にみんなが書いてくれた漕快シート、マンダラチャートを見ると勇気が出ました。

茨戸で頑張っている姿を練習報告で見ると、刺激を受けました。

やっぱり北大ボート部はチーム。ボートは総力戦。
結果は悔しかったですが、今猛烈にクルーボートに乗りたい。

川勝さん(s51)から「漕快」がYouTube配信で紹介されていたよ
と教えて頂いたり
芹沢さん(s59)がブログ読んでるよ!と励ましてもらったり
ローイングの志で「北大がさまざまな取り組みで意識の向上を図ってる」と紹介されたり、

NSPも少しずつ効果を見せているはずだと信じています















私を勇気づけてくれた漕快シート、マンダラチャート達



散々悔しいと言ってきましたが、
こういう崖っぷち、どん底、みたいな状況私は嫌いではありません。

大体何事も逆境になってから楽しいと思います。
強い人が強く居続ける姿カッコいいと思いますけど、逆境から這い上がる人の方が私は好きです。

全日本で最下位だったのに、東北戦勝利!インカレA決勝!!
そんな風に思いたい。


遠征中の倉内(2)のいい笑顔



遠征中の岩本(4)の初めてのフォー





遠征中の純大(3)


漕快目指して、さぁ行こう。
コメント

NSP#1.0 「心踊るとモチベーション」

2023-05-10 10:22:00 | NSP
主将の久我です。
ゴールデンウィークお疲れ様でした。

スカルレース、新人合流、入部式、とイベント盛りだくさんで楽しいゴールデンウィークとなりました。

茨戸まで応援、寄付に来ていただいたOBの方々、ありがとうございます。







今日は5/3に行った、NSP#1「心踊るとモチベーション」について共有します。

前回は、自分達の目標である「漕快」について考えました。
今回は漕快を達成するためのマインドセットとして「心躍る」という前年度のスローガンについて考えました。(大西さん(5)が考えました。こだわりは「躍る」の漢字)



★NSP#1.0のゴール









「ボート部を手段に変えろ!!」

です。

詳細については以下で説明します。



★まず、「心躍る」とは?

「心躍る」は昨年度のスローガンです。

ボートのレースはスタート台につけた瞬間で8割決まっている。スタートまでつけたら自分達のエルゴタイムやこれまでの乗艇で身につけた技術をただ見せつけるだけ。
レース前に心踊る気持ちでスタート台につけたい。そうすれば必ず良いレースができるはず。

こんな意味が込められていたと思います。

私が思うに、「心踊る」とは要するに「モチベーション」です。






去年の経験から心踊るという感情は「ワクワク」や「チャンスあるぞ!」と思った時に湧き上がります。

可能性を感じた時に、私達は心踊る。

では、モチベーションとは?


★モチベーションとは?

心踊るがモチベーションであるならば、モチベーションはどうやったら湧くのか?






V・ブルームの期待理論によると、人のモチベーションは

「実現可能性」と「目標の魅力」と「成長度(道具性)」の掛け算だと言われています。

何となく実感値ありますよね?

「行ける!」と思った時、
「この目標本気で達成したい!」と思った時、
「成長してるぞ!」と思った時、

大体モチベーション上がりますよね。







今回は「成長度(道具性)に注目しました」



★成長度(道具性)とは?

どういうことかと言うと、、







これです。

ボートをやりたくて北大に入ってきた部員は、北大ボート部にほとんどいないでしょう。

大学生活で何か新しいことやりたいなー
日本一なってみたいなー
最高の仲間が欲しいんだよなー

という漠然な「目的」を持って、その「手段」に北大ボート部と言う環境を選んでいるはず。

「チームのために頑張る」

素晴らしいと思います。
でもそれだけでは、成長度(道具性)は上がらない。

大前提、

自分の目標がある
その達成のために、北大ボート部がある

この繋がりと流れを掴むことが非常に大切だと考えます。









★NSP#1.0のワーク

今回のワークは3つ







①は自分がどんな人になりたいか、どんな生活を送りたいか

例えば、「全国で勝ちたい」、「最高の仲間を作りたい」、「筋肉つけたい」

これはwillの部分。



②は自分がどんな人になることを周りから求められていると感じでいるか。

例えば、「時間を守れる人」「チームをまとめられる人」「論理的思考がある人」

これはmustの部分。


③は①、②の中で「ボート部の活動を通してできることは何か」ということ

例えば①「最高の仲間を作りたい」②「チームをまとめられる人」を組み合わせて、ボート部では「最高のクルー作りを目指すことができる」など、、

これはcanの部分。

部員のみんなかなり苦戦していましたが、何とか絞り出してみました。









このワークの結果、何が分かるかと言うと、



「〜したい」のwill、「〜しなければならない」のmust、「〜できる」のcan、この3つが交わった部分を見つけることができます。








これは恐らくその人のモチベーションの源泉でしょう。
ボート部にいる意味にまで発展することかもしれません。

やりたくて、やらなきゃいけなくて、できること、そんなことやらない理由が見つからないですよね。


と言うわけで、ワークを通して見つかったこの3つの共通項を「心躍る」としてマンダラチャートに書いてみました。



現在、マンダラチャートは「運」の部分と「心躍る」の部分をみんなに考えてもらっています。
16個の気づきを見つけてもらいました。


次回のNSPは5/14。
それまでに、マンダラチャート完成が部員に課せられている課題です。

自分の目標達成に向けて、必要だと思うことをどんどん書いていこう。


全日はもうすぐそこに!!
漕快目指して、さぁ行こう!!!!

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スカルレース、準決勝にて接戦を見せた安永(3)と千里(3)
この2人のライバル関係は見ていて本当に清々しい。
お互い切磋琢磨していて、お互いをリスペクトしてる。先輩も後輩も君たちの姿に感動しています。
1年生もこの2人に憧れてる人は多い!!
こういう関係の人達増えて欲しいな。










岩本(4)と千里(3)
この2人の関係は、、、仲の良い先輩後輩!!
いつも2人の絡みを楽しく見させてもらってます



スカルレース決勝後のまさすけ(3)と千里(3)
千里が優勝、まさすけは2位。
北大の強さを見せてくれてありがとう。
今年初の漕快をありがとう!!



料理大会、餃子作りました




料理大会でニラを切る純大






なんか切るてっぺい(1)
1番部屋の新人。部屋紹介しなきゃ!!





料理する奥田さん(5)吉田(4)入江(1)
入江はマネージャーで入ってくれた!
宇都宮出身で餃子作りうまかったなー




まさすけ(3)
商大さんと料理大会で交流!!!
このゴールデンウィークで一番楽しかったイベントかも。
もっと色々話したいな。



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NSP#0.5 吉田祥

2023-05-02 20:56:44 | NSP

4年目漕手の吉田です。

 

表題にある通り、今日は4/30に実施したNSP#0.5のワーク結果について紹介していきます。NSP#0.5自体の詳しい解説については久我と高森のブログに書いてあるのでぜひ参照してください。

 

漕快シート

  • 自分が漕快になるための目標…東北戦勝利、インカレ最終日進出(クルーとして)

 

どうしても一つには絞り切れませんでした。

達成しているところを想像しただけでどちらも最高に漕快になります。

東北戦もインカレも、勝つどころか出たことすらありませんが昨年チームメイトたちが出ているのをみて心躍り、次こそは絶対自分も出場し勝利を味わいたいと思いました。

 

  • より漕快に近づくためにしたいこと…技術の向上

 

ものすごく浅いですね。ですが、いろいろと書きだした中で今の自分が目標を達成するために一番必要なのは結局「技術」なのだと再認識したのでこれにしました。

 

マンダラチャート

マンダラチャートの運の欄には、これまで自分が不運だと感じた出来事に対してどうすれば防ぐことができたのか、思い当たることを書き連ねました。以下の8つです。

 

ルールを守る:ルールを破ると大抵痛い目に遭います。ルールになっていることには理由があることがほとんどですからね。

 

先を見通して行動する:先のことを考えず、目の前のことに夢中になっていると小さなずれが重なってどうしようもないことになります。

 

人に頼る:自分が不得意なことまで無理して自分でやろうとして上手くいった試しがありません。

 

ごまかさない:「ちょっとぐらいいいや」の気持ちでごまかし続けていると、やはりだんだんと問題が大きくなってしまいます。

 

信念を貫く:自分の気持ちに嘘をついていたら望む結果が得られるはずがありません。

 

自分で考えて決断する:人に頼ることが大切だと書きましたが、上手くいかなかったときに納得するためにも最終的には自分のことは自分で決めるべきだと思います。

 

ポジティブシンキング:これさえあれば不運も幸運に変わります。

高橋優の曲「あしたはきっといい日になる」の歌詞に「まあいっかと割り切れなければとびきりの笑い話にしよう」とありますが、この考え方ができれば無敵だなと思います。

 

 

自分はあまりツイていない方だと思っていましたが、大抵自分に原因があって、この8つを意識したらある程度コントロールできるんだと思ったら気持ちが前向きになってきました。

 

 

 

 

今回のワークは#0.5ということでまだあまり深いところまで掘り下げられていませんが、それでも多くの気づきが得られました。これからワークが進むにつれどれだけ気づきが得られるのか、期待が膨らみますね!

 

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NSP#0.5 高森雅人

2023-05-01 19:31:00 | NSP

2年目漕手の高森です。




最近はそれなりに環境に慣れてきて、安定を求めてしまっているが故に自分で何か考えて行動に移すということができていないなと思うことが多々あります。



なんなら入りたての頃の方がちゃんと自分なりの軸がしっかりしていたような気も...



そんなことを考えている矢先、久我(4)さんがNSPを提案してくれたのです。NSPの話を聞いた時、なんでこんな大事なことを忘れてしまっていたのかと気付かされました。



詳しくはNSP#0.5「ボート部の理念とは?」

を参照していただきたいのですが、チームとしての足並みを揃えるためにスローガンがあり、そのスローガンの意味をしっかりみんなで意識しようというのがNSPの取り組みです。ボートでもクルーを組んだ時も考えてることがバラバラだと気持ちよく前に進まないし、個人では優っていてもチームとしては勝てないという状況が容易に考えられると思います。




今回のNSP#0.5では漕快につながる普段の行動はどいうものかについて考えました。







まず①についてですが、新人戦入賞できれば今年は漕快になれると思います。今年の冬は新人戦での敗北の悔しさを忘れずに練習してきたので、去年の悔しさを胸に今年こそは勝ちたいです。もちろん選考を勝ち抜かなければいけないですし、インカレも出てやる!という気持ちで練習し、今年の集大成ということで新人戦で勝利を収めたいです。



次に②についてですが、

部が漕快に近づくために自分のやることとして物を大事にする、自分から笑顔で挨拶することの2つです。物を大切にするというと「なんだよそれ、当たり前じゃん!」と思うかもしれません。しかし、今までは1人で艇を扱うことがほとんどなく、シングルに乗り始めてからちゃんと綺麗にしないといけないという気持ちや細心の注意を払って傷をつけないようにと考える機会が増えるようになりました。なので新人を抜けて上級生になった今年一年は物を大切にするという思いを強く意識する必要があるなと感じ一つの目標にしました。


二つ目の目標ですが、笑顔でというのが自分なりのポイントです。最近新歓期と普段の生活の間で明るさにギャップがありすぎるというのがよく部員同士で話題として上がります。特に朝の雰囲気です。みんな寝不足で辛いのはわかりますが、新入生はもっと辛いはずです。なので新入生が入ってくる時期、さらには疲れが一層溜まり始めるインカレ前などの時期は特に明るく笑顔で目を見て挨拶することが大切であると感じ二つ目の目標に設定しました。



他にも日常生活でやることはたくさんあります。





運の周りに書いたことは一見艇速には関係ないことばかりですが、部の組織としての成長には必要なことではないかと感じます。北大ボート部がより良い組織になれば勝つ確率が高くなります。そのためには悪いところばかりではなくいいところに目を向ける必要があります。悪いところはすぐ目につきますがいいところは見つけづらいものです。なのでやることの一つとして自分と周りのいいところを一日に五つ見つけることを設定しました。





ということで色々と自分なりのNSPの中での考えを書いてきましたが、まだまだ思考が浅いため、もっと色々な人の考えを聞いたりしながらブラッシュアップしていきたいです。







最後に自分のモットーを記します。

心が変われば行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば運命が変わる。

自分が変われば周りが変わる。


みんなじゃなくてもいい、1人ずつでも考えを高め会える人が増えたらいい。


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NSP#0.5「ボート部の理念とは?」

2023-05-01 15:12:00 | NSP
主将の久我です。

4/30の全体ミーティングにて、第0.5回?Next Stage Project(NSP)を行いました

記念すべき初のNSPは






「2023北大ボート部の理念について」

です。

今日はNSP#0.5議事録の一部を紹介します

①なぜ理念が大切なのか?


一般的に組織は「共通の理念」「協働意志」「コミュニケーション」の3つで構成されると言われます。

組織が機能していない場合、大抵この3つのどれかが不足しているでしょう。

この3つの中で、私が最も大切だと思う要素は

「共通の理念」

です。

強引かもしれませんが、「共通の目的」がなければ組織は生まれないでしょう。

「ただの人の集まり」か、「組織」か

「仲良しサークル」か「部活」か

この違いは明確な「共通の理念・目的」が存在するかどうかにあります。

企業には「企業理念」が必ず存在します。

「協働意志」となるビジネスモデルも
それらを円滑に回すための「コミュニケーション」も

全て「理念」を元に構成されています。

組織にとって、「共通の理念」とは何か?を考えることは非常に大切です。

②2023北大ボート部の理念は?






では、私たちの理念・目標とは何か?

理念
「漕快」

チーム目標
男子
「東北戦勝利・インカレ2種目A決勝」
女子
「東北戦勝利・クォドA決勝」




ここでチーム目標と理念の違いについて
チーム目標と理念の違いは
「全員に押し付けることができるかどうか?」です。

例えば男子の東北戦勝利という目標について

男子は対校8+で出場になります。

8+が対校と決まっている時点で、この目標に参加することができるのは9人の選手だけ。

9人の選考に落ちた者は2023年、東北戦勝利を目指すことは非常に難しい。

チームの目標は分かりやすい、具体的、という良い側面がある分
こればかりを押し付けることは部員にとって大きな負担になる、全員で目指すことが難しくなる。

という特徴があります。

では理念は?
「心踊る」、「漕快」という理念は分かりにくく、抽象度が高い。

恐らく一人一人によって解釈が違い、自分の中にしかないもの。

自由度が高く、自分だけの答えを必ず見つけることができる
ものです。

だから、私は目標の押し付けは難しくとも、理念の押し付けはしていきたいと思っています。

少し話が逸れましたが、
2023北大ボート部の理念は「漕快」

NSP#0.5のゴールは




要するに
「2023自分なりの目標を持て!!」
これです。

東北戦、インカレA決勝に出られなかったから今シーズンは無駄だった、そんな事にはさせたく無いという願いがあります。

NSPの中では「漕快の意味」、「漕快を達成する方法、仕組み」を部員と共有しました。

③WORK

今回のNSPで取り組んだworkは


この2つです。




この漕快シートを元に作成してもらいました

①は自分が何を成し遂げたら、漕快に近づくのか?(主にボートに関する目標)

②はより漕快に近づくためにできること
(ボート以外、土台作り)

です。

マンダラチャートを使いながら、部員に思考を深めてもらいました。

漕快シート、マンダラチャートはNSPを通して完成させていく予定です。

吉田(4)と高森(2)のワーク結果を、それぞれブログを書いてもらうことで紹介したいと思います
(2人とも書くんだぞー!)

今回は初めてだったので余裕がなくて、NSPに取り組む部員の写真無しですが、次回からはワークに取り組む部員の姿を写真におさめようと思います。

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H30入学の先輩達から寄付して頂いたCOXボックス
H31入学の先輩達から寄付して頂いたGPS
が無事届きました。
心からのごっつぁんです。大切に使います。



桑野の靴と福政さん(5)




4/30試乗会、
3人(男子2人、女子1人)が入部を決めてくれました
現在入部者が20人(男子11人、女子9人)、女子1人マネ志望、それ以外は全員漕手希望です
あと6人!!!!




真太郎さん(H30入)
いつもありがとうございます



試乗会に来てた新入生が着ていたTシャツ
石川県のセンスが大好きです



漕快目指して、さあ行こう!!











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