お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

自力・他力

2009年11月16日 | 仏教
 世間では 「他力」は、
 自分で努力せず、人の力をあてにする って、意味でよく使われます。

 そこには、やる気のない イメージがあります。

 世間では、「自力」は、
 人に頼らず、自分で努力をする という、

 しっかりした、頑張る イメージがあります。

 新・仏教辞典(中村元監修)には、こう書かれています。

  自力・他力 = およそ自己の知恵・能力・功徳など、自己にそなわった力を自力といい、自分以外の仏・菩薩などの力を他力という。

 自力 他力について、

 「自力」は

 自分の価値観、自分の思いにしがみついて、
 自分が一人で頑張っている という 肩に力が入った状態

 「他力」は

 自分を客観視する力(仏さまの力)をいただいて、自分が、自力以外の「おかげさま」の中で生かされ生きている という 肩の力が抜けた状態 

と、私は味わっております。

 

コメント (3)
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