お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

念仏を称える

2009年11月01日 | 仏教
 きょうは午前中、11月仏教壮年会の例会 と 例会終了後、グランドゴルフ大会 の予定だったのですが・・・
 あいにくの雨

 昨日まであんなによい天気だったのになあ
 しかも、午後から晴れてきちゃって・・・

 さて、仏教壮年会例会で出た質問

 「信心正因 称名報恩」

 浄土真宗で称える念仏は、自分の行として称えるものではなく、信心をいただいて、阿弥陀如来に感謝の気持ちで称えるもの

 ということですが

 「念仏は称えているのですが・・・まだ、今ひとつ、信心というところまで、自分の気持ちが至らないままです。そんな称え方でいいのでしょうか」とY氏。

 はい、いいんじゃないですか

 阿弥陀さまの「本願」(私を覚らせたいと願われる仏心)を 

 はい、そうですか、と、なかなか 有り難く思わないのが、凡夫(フツーの人間)であります。
 
 何の修行も、心からの信心も 間に合わない凡夫だからこそ、
凡夫が口に称えやすい「南無阿弥陀仏」と届いてくださっているのでありましょう。

 仏心を有り難くいただいた上での 念仏が 本当であり、理想でしょうが、
「形ばかり称えている」と思われる 念仏 も 仏さまが はたらいてくださっているからこそ、口に出る。

 本願を有り難く思わない私なのに、こうして念仏を称えさせていただいている。

 出るはずのない念仏が私の口から出る

 そのこと自体を有り難く思えば
 それが「称名報恩」なのではないでしょうか

 
コメント (4)
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