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お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

千の風になって

2007年01月15日 | 仏教
 紅白歌合戦でも歌われていた「千の風になって」

 昨日叔父が法話の中で紹介していましたが、アメリカ同時多発テロの犠牲者追悼で紹介された 作詞者は不詳の詩。日本語訳は新井満さんです。

  私のお墓の前で 泣かないでください
  そこに私はいません 眠ってなんかいません
  千の風に
  千の風になって
  あの大きな空を
  吹きわたっています

  秋には光になって 畑にふりそそぐ
  冬にはダイヤのように きらめく雪になる
  朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
  夜は星になって あなたを見守る
  (以下省略)

 浄土真宗で言う、「亡くなって、お浄土に往生し(往って生まれ)成仏(仏と成る)」とは、正にこういう感覚なんです。
 
 これを浄土真宗流に歌うならば、

  私は死んで「無」になったのではありません
  私はお墓に眠っているのでもありません
  私は 量り知れない智慧と慈悲の悟りを得て、今自由に飛び回っています
  煩悩をかかえ 苦しみ悩む あなたを救いたくて 
  あなたのそばで はたらき続けています

  私は いつもあなたの心にいます
  私は いつもあなたを心配しています
  私は あなたがあなたの人生をしっかり生き抜くように
  大きな願いであなたを包んでいます
コメント (4)
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