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今日は、総力をあげて「ソマリアPKO分担金27億円」の追跡を行った。時間との争いで調査を進めていくと、不思議な数字がゴロゴロ出てくる。実は、日本がソマリアに出した金は、もっと巨額だということがわかってきた。外務省は今日も、文書保存期間が5年なので、関係資料はすべて廃棄していて判りませんとシラを切った。おいおい、ソマリア海賊問題に着目して、海賊問題の根源的な解決のためには国際社会が支援してソマリアに民主的な政府(統治権力)を樹立しようという道を歩もうとしている時、これが予想外に成功した場合には日本が大使館を再開するということがありえるのだが……「かつて日本は、すべて書類を捨ててしまったのではっきりしたことは言えないんですか、90年代に総額不明・詳細不明の支援金を国連に出していますが、今となってはいくら出したのだが判らないんですが……とにかく出したんです」とでも言うのだろうか。

今日は27億円以外に、こんな数字が発掘された。

①平成5年度 一般会計(国連分担金等)「補助金総覧」
第2次ソマリアPKO 54億9977万6千円

②平成5年度一般会計予備費使用総調書
国連の平和維持活動に協力するため国連ソマリア活動に係る分担金を国連に支出したもの 175億602万5千円 (平成5年9月21日閣議決定)

③平成5年度一般会計補正予算
第2次国連ソマリア活動に係る分担金 169億9504万7千円

単純にこの3つを足し算しただけで、軽く400億84万9千円になってしまう。27億円が使途不明金だと思って追及していったら、なんと400億円も同様に使途不明ということになる。一方で、日本はソマリアに20億円の拠出を昨日表明した。

ソマリア治安対策に230億円拠出へ…30か国・機関

 【ブリュッセル=尾関航也】ソマリア沖の海賊被害の根本的解決を目指すソマリア支援会議が23日、ブリュッセルで開かれ、参加した約30か国・機関は、ソマリア本土の治安対策費として、今後1年間で総額2億3000万ドル(約230億円)を拠出する意向を表明した。

日本からは橋本聖子外務副大臣が出席し、治安・人道対策として新たに20億円超の支援を行う方針を示した。欧州連合(EU)は7200万ユーロ(約90億円)の拠出を誓約した。

 資金は、アフリカ連合(AU)平和維持部隊の活動や、ソマリア暫定政府直轄の治安部隊と文民警察の増強に使われる。
(2009年4月24日01時34分 読売新聞

過去に拠出した400億円? は、何も判明しないというのは、どう考えても合理的な説明はつかないだろう。引き続き追及していく。

明日は、教育問題を集中して語り合うイベントを行う。郷原さんを招いての裁判員制度も乞ご期待。

■ 保坂のぶと+坪井まり 「子どもと日本の未来を語ろう」
▼2009年4月25日(土)14:00~
会場: 荻窪タウンセブン8F 第1会議室
(JR・地下鉄丸ノ内線荻窪駅北口下車1分)
話し: 保坂のぶと(衆議院議員・教育ジャーナリスト)
坪井まりさん(東京生活者ネットワーク都政担当・
   東京コミュニティパワーバンク理事長)
参加費: 300円(資料代)
問合せ: 保坂のぶと事務所 TEL03-5347-9703

■ 保坂のぶとトークライブ
裁判員制度に異議あり!
▼2009年4月30日(木)19:00~
会場: Asagaya_LoftA(JR阿佐ケ谷駅下車徒歩2分)
ゲスト: 郷原信郎さん(弁護士、元検察官)
料金: チャージ1000円+ドリンク代
問合せ: Asagaya_LoftA TEL 03-5929-3445





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