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 昨年の8月30日の「政権交代選挙」の直後は、新しい連立政権に向けた協議がすぐに始まったこともあり、選挙後の感慨にふけるヒマもなく嵐のような日々が過ぎた。鳩山内閣が発足して、10月になると『週刊朝日』で八ッ場ダムをはじめとした公共事業現場ルポを始め、また原口一博総務大臣から「顧問就任」の要請を受けて、郵政民営化の検証作業も始まったので、多忙な日々が続いていた。そして、年明けからそれぞれの仕事を整理して参議院選挙比例区の準備に入ったが、思いの他公認が遅れて3月18日となった。それから、7月11日まで全力疾走でゴールをめざしたというのがこの1年だった。

 選挙後には、大量の物品の処分や事務所スペースを2フロアから1フロアに縮小する作業があった。嬉しいことに、たくさんのボランティアの若者たちが、力をかしてくれて比較的短時間で終わった。また、総括議論も何度か進めながら7月29日には170人の参加を得て、「選挙報告会」を開催した。親しい友人たちの心遣いによる激励会もようやく一巡した。お盆になって、久しぶりに本を読んだり、映画を見たりする時間が生まれた。5~6年ぶりのことかもしれない。

 スケジュール帳にびっしり小刻みで予定が書かれていると、自分は多くの仕事と役割をこなしていると感じ、反対に空白が多いと物足りなく感じる……というのは、事の表層に過ぎないと判っていてもスケジュールをかなしていく長年の習慣はなかなか変わらない。それでも、時々は立ち止まり、振り返ることも、そして未来を凝視することも大切だと思う。そして、「静」の後には「動」が来る。
 
 秋からの仕事も準備をしている。8月下旬には「死刑の刑場公開」が予定されていて、何かと発言する機会も増えてくる。また、11月に沖縄県知事選挙を迎える沖縄にも何度か通うことになると思う。八ッ場ダムの現状はひどいもので、この現状を多くの人に伝える仕事もしたいと考えている。もっと、いろいろ考えているが、あまり書きすぎると実現しないことも多くなるので、このへんにしたい。


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