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10時から衆議院法務委員会理事会が開催された。今日は、国会が閉会することもあって、「共謀罪」の修正案の趣旨説明などの審議入りを先月から強く求めてきた与党からも「何か」提案があるかと注目していたが、結論から言うと穏やかに終わった。「共謀罪」「少年法」は自民・公明の賛成多数(民主・社民は反対で継続扱いが決まった。最後まで何が起こるかわからない共謀罪は、これで10国会連続で成立しなかったことになる。最後まで心配をされた皆さんに確定報告をするが、この国会では共謀罪の成立を阻止することが出来た。多くの皆さんが声をあげ、危機感の下に動いてくれたことがその源泉だと思う。

理事会では、「司法制度改革タウンミーティングにおけるやらせ問題」も野党側から話題にのぼった。池上官房長は、「『国民との対話』を目的として掲げるタウンミーティングで、その信頼をそこねることを行っていたことに対して、誠に遺憾である」と述べた。「遺憾とはどういう意味か、国民に対してか」と野党理事の問いに「そうです」と返答。与党側からも「与野党問わず法務省はこの件で誠意を持って資料を出すように」委員長からも「ヤラセのようなことが二度と起こらないようにしていほしい」との発言があった。

理事会の30分は、こうした議論で費やされ、外務省の「回答」に対しての説明の聴取は時間も限られてしまったので、後日機会を持つコト与野党筆頭理事間で協議するということになり、10時35分すぎに委員会は散会した。この国会、法務委員会は閉会中審査の手続きを取って幕を閉じることになった。

大変に気をもんだ一カ月だったが、英気を養い07年通常国会にそなえて、さらなる理論的準備、海外の立法状況の正確な把握をしていきたい。

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