2013年5月号「明細書は~PART1」はこちら。
さて、先月いかにめんどくさいやり方で現場に明細書がやってくるかを解説しましたが、いくらなんでもということで改善の動きが見られます。
その前に、現在みなさんが受け取っている給与が計算され、支給されるシステムについてちょっとお知らせしておきましょう。
現行のシステムは、富○通とYC○が協力してつくりあげたものだといわれています。もっとも、山新グループであるY○Cは最初から富士○グループでもあるのですが。
このシステムは、のっているOSがなつかしのWindowsNTだったりしたため、新しいシステムを開発することになりました。請け負ったのは山新グループではなくて岩手の企業とNE○の共同体。まあ、いろんなオトナの事情があったのでしょう。
新システムは2008年から開発を始め、2010年には稼働するはずでした。ところが、どうにも不具合が多いということで1年間延期され、そしてあろうことか開発断念という結論に至ったのです。東日本大震災の影響のためとか説明されていましたがどうも疑わしい。山形県職員の給与とはそんなに複雑怪奇なものなのでしょうか。
開発にかかったお金と、しかたなく現行システムを延命させる経費はすべて業者が支払うという契約にはなったにしろ(そうまでしてこのシステムから逃げたかったわけだ)、あせったのは県です。なんとかやりくりしなければならない。それを“再構築”と呼んでいるのです。
その再構築の過程で、明細書のデータを小中学校の端末にデータで送り、その場でプリントアウトすればいい、という考えてみればごくまっとうな提案がなされたのでした。しかし残念なことがひとつ、小中学校には県の端末が全校に配置されているわけではなかったのです。以下次号。
画像は「グランド・マスター」
先日、「大人の修学旅行」という怪しげな企画で、小金井と神田(&秋葉原)を訪問してきました。独法となった学芸大を見学させてもらい、某出版社に営業をかけ(&AKB劇場を視察)、時間があいたので数十年ぶりに池袋で映画を。
ブルース・リーの師の伝記となればわたしの世代は無視できない。ただ、史上もっとも美しいカンフー映画ではあっても、史上もっとも興奮させないカンフー映画でもあったのが残念。圧倒的に強いくせに生活者としてはほとんど無能に近い“大いなる師”を、トニー・レオンが絶妙に演じています。
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