事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ!2013年5月号~明細書はどこでつくられるか1

2013-05-20 | 明細書を見ろ!(事務だより)

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YouTube: Ribbon In The Sky Lyrics-Stevie Wonder

2013年4月号「受領印」はこちら

給料袋に入っている給料の明細書。「見ろ!」といいつつ、どのような経路で明細書がこの袋に入るかご存知ですか。実はいま、この件でちょっと山形県の小中学校はもめているのです。

現行の給与システムではこうなっています。○中の場合を例にとってみましょう。

①汎用機(メインフレーム)と呼ばれる県の大型コンピュータと高速プリンタで明細書をプリントアウト

②県庁内で総務厚生課の職員が仕分け

③陸路利用で配送

④総合支庁で再び仕分け

⑤教育事務所に送付

⑥教育事務所から教育委員会へ送付

⑦技能士が外勤で受領し、ようやく事務室へ

⑧事務職員がピリピリと切り取って袋詰め

⑨職員にわたして受領印をもらう

……めんどくさっ。だいたい、知事部局などではすでに明細書は消え失せ、端末で確認するだけになっているというのに。もっとも、そのせいで明細を意識しない職員が増え、管理職(部下が給与をチェックしたか、端末に判別できる権能があるらしい)が「○○くん、ちゃんと明細を端末でチェックしたのかね」と声をかけることが多いらしいのです。ほんとの「明細書を見ろ!」ですな。

さて、この仕分けというのがなかなかめんどくさかったようで

「あたし(総合支庁の)出納にいたじゃないですかあ。だから早く明細を仕分けろ!ってやいのやいのの催促であったま来ちゃいましたよ。」

前任の主事はたいそう不満だったようです。確かに、アナクロでアナログな作業。これはいくらなんでも時間と金のむだだと、ある提案がなされました。しかしそれが……以下次号

本日の一曲はRibbon in the sky /Stevie Wonder
運命の赤い糸がスティービーにかかるとリボンになる。

コメント
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