事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ!2022年7月号 CASE5 職務専念義務違反

2022-07-20 | 明細書を見ろ!(事務だより)

CASE4 交通違反はこちら

酒田市は(2007年2月)28日、市長部局の50代の課長級男性職員を、職務専念義務違反で減給10分の1、3カ月の懲戒処分にしたと、市職員の懲戒処分公表基準に基づいて公表した。

同市職員課によると、男性職員は1月中旬、勤務時間中に公用パソコンで業務に関係のないインターネットサイトを長時間閲覧した。コンピューターウイルス調査機関からウイルス侵入を指摘され、内部調査の結果閲覧が分かった。ウイルス侵入による市の業務への影響はなかった。

市は職員の上司の部長級職員を厳重注意し、職員課長名で再発防止とおわびのコメントを出した。(毎日新聞)

古い事例でもうしわけない。でもこれだけ古ければ関係者はみんな退職しているんじゃないかな。

わたしたち公務員は(実は民間でも)、勤務中は職務に専念しなければならないことになっています。例外的にそうじゃなくてもいいよというのが職務専念義務免除。これが略して職専免と呼ばれるもの。

果たしてこの課長級職員がどんなサイトに入っていたかは判然としませんが(ま、ウイルスが侵入するようなやつですから想像はできます)、悪いことはできないものです。

そういえば昔、学校教育課から電話があって

「朝からフィルタリングの調子が悪いんですよ。どっかのあぶないサイトに入ってくれませんか」

とリクエストされ、だったら、と入ろうとすると

「あ、だいじょうぶだよ。ブロックされた」

「そうですかー。ありがとうございましたー」

受話器をおいてしみじみ。

「おれもパソコンがらみで信頼される人間になったかー」

「あのー」

と当時の事務補助。

「アダルトサイトなら先生だと思われているだけでは?」

「……」

画像は「峠 最後のサムライ」(松竹)

司馬遼太郎というのはさすがに国民作家。坂本龍馬と河井継之助は、彼の作品がなければすでに忘れ去られていたかも。

河井を演じたのは役所広司。彼はだから山本五十六と河井という、長岡出身の英傑をふたりとも演じたことになりました。彼が発した最後の指令は

「庄内藩を頼れ」

2022年8月号「リフレッシュ特休」につづく

 


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