はじまりは、前任校にかかってきた一本の電話だった。メルマガではこうお伝えした。
「わたくし、○○のオーナーなんですが」
「はい…………え?」
とんでもない人からコンタクトが。
わたしのブログを読んで、依頼したいことがあるのだそうだ。
……これがオープニングね。08年の10月のことでした。実はこの○○には「港座」という単語が入り、そのオーナーとは前任校の保護者のひとりだったのだ。港座とは酒田にむかーしからあった映画館。わたしがグリーンハウス再建計画なる長い特集をメルマガでかまし、それをブログでアップしていたことの影響がここで出たわけ。まさかオーナーがこんなに近くにいるとは思わなかったけど。
「お会いできませんか」
「はあ。それはかまいませんが」
会いましたよ彼の自宅で。港座は2002年に閉館し、以降“塩漬け”になっていることが彼としても不満だったわけだ(イベントなどはやっていたんだけどね)。そこに吹いたのがその港座で撮影された「おくりびと」という追い風だったのである。
「びっくりしましたよ。港座をなんとかしたいと考えていて、ネットで検索していたら同じようなことを考えている人がいるもんだなと思ったら、よりにもよって娘が通う学校の人だったんだから」
……ブログのくせに匿名性もへったくれもないもんなオレのは(笑)。で、そのオーナーが考えていることとは、港座をなんらかの形で再開できないかということだったのだ。その知恵を出せと。以下次号。
このシリーズの画像はわたしが港座で観た映画でいきますよ。今回はわたしが生まれてはじめて観た映画(おぼえている限りでは)「ゴジラ・エビラ・モスラ/南海の大決闘」(’66)ざんす。確か親父に連れて行ってもらったと思う。東宝怪獣映画のアイコンである宝田明と水野久美よりも、(失礼な話だが)貧乏くさい役者である砂塚秀夫という役者と、メインキャストが気球に乗って孤島から逃亡するラストだけを記憶。
港座オフィシャルブログのアドレスはこちらです。
さっき飛島から帰還しましたが、
yahooで「港座」と検索すると、
まさかの2ページ目に出てくるとは思わなかったです。
向こうに行ったらよろしく学校関係者に伝えておいて。
なんつってもわたしも一応トビシマの職員なんだから。
検索には謎が多くて、Yahoo!よりもGoogleの方がわたしのブログは
上位に来る傾向があるみたい。
おかげですっかり検索はGoogleが定番になってますー。