事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

港座再建計画PART2~七人の侍

2009-05-05 | 映画

Sevensamurais01 PART1はこちら

話はいきなり現在に飛ぶ。連休中の港座がどんな状況にあるかお伝えしたいので。

おくりびと」の恐るべきアカデミー賞受賞効果が歴然とあらわれているのだ。ロケ地めぐりというのは観光の柱として確立している。その端的な例がNHKの大河ドラマ。各自治体が招致に懸命になっているのがその証拠。高速道路千円も追い風となって新潟や米沢は観光客が確かに増加しているのだ。

でも増加率ならそれ以上なのが酒田。日経のアンケートによれば、“今いちばん行きたいところ”のトップが「おくりびと」関係だったそうな。おかげでNKエージェントの外側に使われた旧料亭「小幡」は、セットを再現したこともあってロケーションボックスも驚くほどの集客をみせている。酒田市が用意した観光案内では、ロケ地①が小幡。②が港座になっている。こりゃあ客が来るぞ、ということで上映会のスタッフができるだけ常駐しようということに。

行ってきましたよお留守番(笑)に。やっぱり来ますお客さん。

「あの……入っていいですか?」

「どうぞどうぞ。ご自由にご覧になってください。撮影場所はそちらの大劇場の舞台の上です。上がってもらってもけっこうですよ。あ、そちらが小劇場になっています。主に“いけない映画”をやっていました。こちらが中劇場です。」
オレはガイドに向いているかも。

「なかのクリスマスツリーには意味があるんですか?」
「ありません」
向いてないかも。

5月2日には少なくとも200人は来た。なかには高校の同級生までいて

「なんでお前がわざわざ港座の見学に来るんだよ」

「だって嫁さんが見たいっていうから」なるほど、なるほど。

「この映画館いまは何にもやってないの?」

「音楽系のイベントとかはやってるらしいです。」

「映画をやらないのはもったいないわー」

やっぱりそうくるか。上映会への追い風強し。以下次号。あ、とりあえずこれは告知しておかなくては。GW、ぜひ見学に来てね。入場無料。変な中年男たちのガイドつきです。

画像は「七人の侍」。立て替え前の巨大な劇場で見た経験は、わたしの一生の宝だ。

PART3につづく。

港座オフィシャルブログのアドレスはこちらです。

http://minatoza.exblog.jp/

コメント (2)
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