「凄いのが出てきたなー」
「うん、凄い。」
ロック好きの同年代の教員と飲んでいて、このヴォーカリストの話になる。奄美大島出身。民謡コンテスト最年少優勝。おいおい、民謡ポップスかよ。
若い頃からロックばかり聴いていた我々にとって、民謡だの演歌だのははっきりと唾棄すべき存在だった。
しかし日本人の内には、確実にこぶし、だの節回し、に呼応する部分があるのだろう。そこを不意に一撃された気分。
「何ぬるいことを言っとるか公務員どもがーっ!」
からんできたのは同い年の銀行員。こいつもロック好き。
「入行してすぐに営業のために『ああ上野駅』(by井沢八郎……上野はおいらの心の駅だぁ~♪)を歌わなきゃならなかったオレの無念がお前らにわかるかーっ!」
すまん。しかしお前何も泣かなくても。
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