事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

ぼくのわたしの2013 読書篇

2014-01-23 | 読者レス特集

0703_3 洋画篇はこちら

今回は読書篇。久しぶりにミステリと非ミステリに分けて。

◇非ミステリ

1.「とっぴんぱらりの風太郎」万城目学 文藝春秋

2.「ぼくは落ち着きがない」長嶋有 光文社

3.「丕緒の鳥」小野不由美 新潮文庫

4.「テレビ・トラベラー」樋口尚文 国書刊行会

5.「大江戸釣客伝」夢枕獏 講談社
 

次点は「本棚探偵の生還」(喜国雅彦)かな。1と2はどちらにしようかかなり迷った。でも、どうやら直木賞候補に挙がっているようなので、応援の意味でベストに推します。→あや、受賞は逃しちゃったみたい。浅田次郎の選評では、その長さが問題にされたようだ。あの長さがいいんじゃんねえ。

◇ミステリ

1.「ハーモニー」伊藤計劃 早川書房

2.「代官山コールドケース」 佐々木譲 文藝春秋

3.「ポーカー・レッスン」 ジェフリー・ディーヴァー 文春文庫

4.「教場」 長岡弘樹 小学館

5.「冷血」 高村薫 毎日新聞社

次点は「二流小説家」(デイビッド・ゴードン)、「検事の本懐」(柚月裕子)だろうか。「ハーモニー」をミステリあつかいするのには不満もあるかもしれないけれど、あの決着はまさしくミステリの醍醐味じゃないですか。

2013年は、その伊藤計劃に(遅いにもほどがあるけれども)出会えた年だったし、長岡と柚月の山形がらみのミステリ作家が傑作を書いてくれたのでたいそううれしかった。伊藤+円城塔の「屍者の帝国」はいま読んでいるし、柚月の検察シリーズの新作も楽しめそうだ。でも、長岡の新作はだいぶ待たなきゃいけないだろうなあ。

次回は興行成績篇

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