事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

年度末年度始 17日目「私こと」

2008-05-24 | 学校事務職員

1109 16日目「実測」はこちら。

始まりは例によって何気ないレスからスタートした。

Mail04a 転勤して挨拶状ってみんな出すんでしょうかね?前の職場の教職員とPTAの代表の方に出せばOKかな、なんて思ってます。

……こんなレスに、無責任に

>そういえばあるなそんなシステム(笑)。わたしは一度も出したことがないので思いもつかない。退職したときも出すもんだか……。あれが笑えるのは、どんな礼儀だか知らないけど、二行目に「私こと」ってあって、それが一番下にあることなんだよな。どんな理屈があの書式にはあるんでしょう。誰か教えて。

……なーんて答えたわたしが馬鹿だった。あれ、意味があるらしい。

Mail01j あれは、自分をへり下っているんだね。普通の手紙でも相手の名前とかは、なるべく上に書くように改行する。自分は下に。できるだけ、そうなるようにしてるけどね。メールだと、どうなんだろう。

……これ、ビジネスの常識らしいです。まあ、現在はあまり拘泥しないことにはなっているらしい。ちょっとへりくだり過ぎじゃないかとさすがに思う。

Mail04c 私も「私こと」は不思議に思ってました。
それに「私こと」はなぜかフォントが小さくなってるんです。

……そう。これもへりくだりのパターンだ。あの挨拶状は、相手への感謝の気持ちをあらわす手法であると同時に、『(退職者も含めて)これからのわたしもよろしく』という意思表示でもある。これが転勤ならまだしも、転職だったりすると名刺交換などよりもはるかにディープな意味を持ってくる。どれだけ礼を尽くしてもバチはあたらないわけだ。へりくだる意義がここにある。しかしそれ以上に実用上の意味があるのだった。これは18日目「お餞別」で。

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