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事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

ガリレオを全部観る 10 最終章「爆ぜる後篇」

2014-04-25 | ミステリ

Img2e1be276zikazj 09「爆ぜる」はこちら

木島を演じたのはなんと久米宏。ニュースステーションが終了した彼の出演は、福山雅治自身のアイデアだったという。湯川にとっての師であり、同時に悪魔的なモリアーティでもある木島にぴったりのキャスティングだったと思う。

ある推理を開陳する湯川に、しかし木島はこう告げる。

「今日の評価はDだ。きみのレポートは根本から書き直した方がいい」

そう、湯川は最終章にいたって初めて間違うのだ。そして、内海と湯川のカップルに、木島は壮絶なクリスマスプレゼントを用意する。彼の問題を解けなければ、ふたりどころか東京壊滅のシチュエーション。

「責任をとれない人間は科学者であってはならない」

産廃業者の発言が頭にあったか、湯川は木島にそう告げる。

「ならば実証したまえ」

素因数分解を用いたトラップなど、理系ドラマにふさわしい。

事件の真相は、科学によけいな要素をもちこんだためにゆがんでしまった結果。木島を尊敬する秘書の京子(本上まなみ)の思慕と自死が、木島を痛めつけ、自棄にさせる。

しかし、木島はまた、湯川に真相をあばいてほしいとも思っていたはず。課題を出し、生徒が解き、そしてお互いが信頼し合い、同時に憎悪し合う。これが師弟というものだろう。見ごたえのある最終章でした。

無機的なせりふ回しの福山雅治と、下町娘っぽい話し方がかわいい柴咲コウはベストマッチだった。爆弾の赤と青のリード線のどちらを切るかの定番シーンで

「君が好きな色は?」

「ピンク!」

というやりとりなど、画面からありがた感すらただよっている。しかし、続篇製作にあたって、フジテレビは違うキャスティングを選んだ。エピソード0につづく

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