事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

ビートたけしのオールナイトニッポン傑作選 第2夜

2008-10-12 | 芸能ネタ

Takeshitakada 第1夜はこちら

 たけしが「ツービートの小さい方」から脱却するきっかけになったのは大島渚の「戦場のメリークリスマス」でデビッド・ボウイ、坂本龍一と共演したこと。観ていない人でも、たけしが晴れ晴れとした顔で(実は処刑を待っているとき)「メリークリスマス、ミスターローレンス」と語るスポットはおぼえているのではないだろうか。

 ヘラルドはこの作品で絶対にカンヌ映画祭のグランプリをとる、といきごんでいたのに、結果は今村昌平の「楢山節考」にかっさらわれてしまった。たけしは嘆く嘆く……

たけし:俺、昔からこうなんだよな。賞に縁がないの。NHKの新人漫才コンクールで三回落とされてんだよ。かすりもしてないの。一回目に優勝したのが、(昭和)のいるこいる。そん次に優勝したのが(星)セントルイス。セントルイスに負けて、くやしくてしょうがなくて、あくる年は絶対優勝だと思ったら(東)京丸・京平だったの。もう、なんなんだろうと思って。それをバネとしてここまで来てるわけだよ。だから「戦場のメリークリスマス」も、またバネだな。くやしいなあ。ちくしょう、もう、幼なじみに会いに行っちゃおうかな。

高田:ははははは!

たけし:なんだかわかんねーな。母ちゃんに古い写真整理してもらおうかな。小学校ん時の一等の写真かなんか見て、慰めてもらおうか。

高田:一等の写真(笑)

たけし:くやしいよなあ。イライラしちゃうな。なんか事件起こして捕まってやろうかな。

高田:ククククク。非行に走っちゃって。

たけし:そうだな、よし、ぐれちゃおう。俺、明日からお昼過ぎに起きちゃおうかな。

高田:はははは、ぐれた!

たけし:用もないのに繁華街歩いちゃおうか。知らない電車に乗ってやろうかな。

……もう止まらない。番組の読者ネタは「三国一の幸せ者」などの企画本でおなじみだが、この番組の魅力はこんなたけしの素(す)のしゃべりと、「高田さん」として一気にメジャーになった構成の高田文夫の含み笑いにあったのだった。もちろん、後日たけしが本当に“事件”を起こすとは当時想像もしていなかったが。以下次号

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